2022年12月7日
11/27 異文化コミュニケーション学会(2022)年次大会で
★青山学院大学国際政治経済学部(SIPEC)の学生が活動成果を発表!「ジェイアーンYouth Projectの国際協働学習によるファシリテーター体験」 |
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Poster/ Video Presentationsの部
発表者:高島まりな, 大久保瑞香, 米須萌絵, 伊勢谷麻衣, 上村星名(学生)
タイトル:「国際協働学習を通した異文化コミュニケーション能力の向上―JEARN Youth Project -Folk Costume Around The Globe-の活動を通じて―」
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本研究は、2021年に海外の小学生~高校生を対象に、オンラインで国際協働学習を推進する「International Education and
Resource Network (iEARN)」にて、ファシリテーターとなった青山学院大学の大学生と交流先の海外の学生の異文化コミュニケーション能力に関するものである。
iEARNは、1988年に始まって以来、オンラインを通した国際交流を開拓し続け、現在140カ国以上の学校や団体が所属する歴史と実績を持つ非営利団体で ある。新型コロナウィルスの影響で海外の行き来が安易でなくなった現在においても、オンライン技術を駆使しながら、世界中の学生たちが、iEARNの プロジェクトを通して、共に学習し、交流を続けている。
青山学院大学の学生は、自国の伝統衣装を紹介しあい、それぞれの国の文化を学ぶプロジェクト「Folk Costume Around the Globe」に参加した。A大学の大学生が、小学生~高校生のファシリテーターとして、オンラインワークショップを企画し、ルーマニアの高校生とオンライン交流を行った。そこで学生は、ルーマニアの伝統衣装について学びを深めた。また、日本の伝統衣装である着物について紹介し、高校生と一緒に折り紙で着物を作った。
本研究では、青山学院大学の学生と交流先の海外の学生が、オンライン交流を通して、異文化コミュニケーション能力を向上させ
たのかについて調査した。調査方法は、アンケート調査と参与観察である。A大学の大学生とルーマニアの高校生へアンケート調査を実施し、また、ワークショップでの参与観察と合わせて分析を行った。 その結果、お互いの国の伝統衣装について紹介し合うことで、他国の文化を知るのみならず、自国文化に対する学びを深める機会となったことがわかった。また、大学生は、海外の学生と交流することにより、異文化コミュニケーション能力を高め、異なる文化がせめぎあうワークショップ内でも、リー ダーシップを発揮しファシリテーターとしてのスキルを高めていた。
iEARNにおける国際協働学習体験が、双方の学生にとって、異文化コミュニケーション能力を向上させ、異文化理解を深める機会となっていたことが明らかになった。
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2021年6月8日
青山学院大学 国際政治経済学部の学生(iEARNメンバー)が、日本の伝統衣装「着物」についての英語ビデオを発信!
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