1 国際交流・相手校探しについて
国際交流支援団体にはいくつかのものがありますが、松阪中部中では「I*Earn
Japan」に交流先を紹介していただきました。手順としてまず「I*EARN Japan」のテディーベア・プロジェクトにインターネットから学校名を登録します。(
http://www.jearn.jp/)
常に数10校が世界の交流校を希望していますので、登録後1週間で「I
*EARN各支部」から相手校紹介の打診があります。時差の無いオーストラリアの学校を主に紹介してくれます。アジア・ヨーロッパ・アメリカの学校も登録されていますので、交流校として希望することも可能です。「I*EARN
Japan」の他にも国際交流相手を紹介してくれるページを紹介します。(
http://engserve.edu.mie-u.ac.jp/~eg6005 )
2 国際交流・相手校との打ち合わせについて
学校紹介のメールが届いた後は、直接相手校の先生と電子メールで交流の打ち合わせをします。最初の段階で何回か手紙を出し合い、お互い教師間の信頼関係を築いておかないと長続きしないことが多いです。(2年前の失敗を生かしまして)今回は交流が落ち着くまで最初の2週間は2日に1回メールを出すことにしました。歌舞伎凧・扇子・浮世絵提灯・だるま・けん玉・日本地図等が百円ショップで手に入りましたので、大量に購入し生徒の写真・手紙と共にオーストラリアに郵送しました。オーストラリア・タイレル中の生徒と先生には大変喜ばれました。
3 インターネット掲示板での交流について
電子メールを使って生徒個人間で交流すると、教師側は交流内容を把握することができませんので、インターネット掲示板ページを利用するのがよいでしょう。インターネット掲示板は無料で利用できる上、交流生徒全員のコミュニケーションの場が生まれます。全ての生徒の発言が駅の掲示板のように一つのホームページにどんどん保存されていくので、後から自宅で交流内容を確認することも可能です。
交流掲示板
登録ページ
http://www.happy-web.ne.jp
松坂中部中タイレル中交流ページ
http://www.happy-web.ne.jp/sr_bbs/sr_bbs.cgi?4238bigapple
次に交流内容ですが、あらかじめ教師側で交流カリキュラムをつくっておかないと、掲示板上での発言がバラバラになり、交流が長続きしません。松阪中部中は次のような内容で、交流を続けました。
第1週…国際交流の説明
第2週…自己紹介・家庭生活の紹介
第3週…学校生活・地域の紹介
第4週…互いに郵送したおみやげの説明
第5週…オーストラリアから日本への質問
第6週…日本からオーストラリアへの質問
第7週…第1回テレビ会議(6月14日自己紹介)(6月7日教師間のテスト実験)
第8週…第2回テレビ会議(6月22日・公開授業
1:30〜日本文化紹介)
第9週以降…夏休み(相手校は冬休み)の出来事をテーマに交流(2学期)
オーストラリアは12月が学年末にあたるので、同じ相手と交流可。
4 TV会議システム利用について
インターネットTV会議に必要なものは小型カメラ(1万円)とマイク(千円)だけです。TV会議をするためのソフトはマイクロソフト社の無料ソフト「Net Meeting3」をインターネット(
http://www.microsoft.com/japan/
)からダウンロードします。お互いの固定IPアドレス(インターネット契約書に記載)さえ分かれば、それが電話番号がわりになります。
何時間TV会議でつないでもインターネットの基本料金だけですので通信料の心配はいりません。松阪中部中では最初は「Net
Meeting」をTV会議に利用するつも>りで交流を進めていたのですが、タイレル中学ディオン先生の好意で
「どうせやるなら本格的にやりましょう」ということになり、企業のTV会議でも使われているNTTのフェニックス・システムを利用することになりました。NTTのTV電話システム「フェニックス・ミニ(5万円?)」を利用すると、映像・音声が格段に良くな>りますが、国際電話料金が必要な分、割高になります(1時間2万円?)。
5 今までの交流内容(インターネット掲示板より)
松坂中部中タイレル中交流ページ
http://www.happy-web.ne.jp/sr_bbs/sr_bbs.cgi?4238bigapple
をご覧ください。
(2001/06/28)
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