行事名 : |
国際交流フェステイバル The 5th International Friendship Festival |
主催: | 姫路市・(財)姫路市国際交流協会・国際交流事業委員会 |
日時: |
平成12年10月1日 午前10時―午後3時 |
場所: |
日本:大手前公園西グリーンゾーン 交流相手:アメリカ、アラスカ4サイト |
テレクラス担当インターネット体験コーナー: |
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準 備: |
* 海外依頼参加者・関係者と日本側関係者とのグループメール *インターネット クラスルーム アシスタントを使った関係者打ち合わせ用掲示板 "Himeji NiceNet"(参考) |
.セッションI 40分 Japan: 10:00 -10:40, Hawaii: 15:00 -15:40 |
参加者: : 交流内容: |
会話、チャット |
セッションU 50分 Japan: 10:30 - 11:20, N C: 21:30 - 22:20 |
参加者: |
日本;参加希望者 |
セッションV 90分 Japan: 12:00 - 13:30, Alaska 19:00 - 20:30 |
参加者: |
日本;参加希望者 |
セッション IV 60分Japan:
14:00 - 15:00 Hawaii:19:00 - 20:00 |
参加者: |
日本;参加希望者 |
最初に姫路市国際交流事業委員会から、フェステイバル当日の海外とのインターネットを使ったリアルタイム交流のプログラム作成と運営を依頼された際は、かなり戸惑った。
テレクラスは長年、通信によるリアルタイム交流を推進してはいるが、ISDN回線とテレビ会議機器を使った交流であって、インターネットはテスト段階であり、しかも高木自身はNetMeetingにしてもCU-SeeMeにしても、未だコミュニケーションには使えないという考えであった。
しかし予算の制約でNetMeetingでのプログラム作りに踏み切った。いずれインターネット交流が主流になるであろうし、この際、NetMeetingを極めようと思った。「NetMeetingの神様」と呼んでいる大田 剛氏(HP「黒板を超えて」
URL:http://www.jona.or.jp/~gohome/)の助けを得ながら、テレクラスでは海外各地と試みてきたが、コミュニケーションツールとして十分に満足できる結果はでなかった。しかし、その中から時差も考慮して4人を選び当日の交流相手を依頼。それぞれと複数のテストを重ねて、トラブルを解決し、テクニカルな面で出来る最良のNetMeetingを目指した。
この段階で増えるメールが複雑になり、ハワイ大学ラボスクールのジョン先生から、彼が管理するナイスネットの中に「ハワイ ナイスネット」という掲示板を提供され、以後、日本を含めて5サイト間のデスカッションがスムーズに行くようになった。この掲示板ストラクチャーは別途「参考」に記載する。
海外の4サイトは、前記のジョン先生・ノースカロライナ州に住む就寝前のダイアン先生、娘ジリアンの誕生会で集まった子供も参加したアラスカ州のジム、アイリーン先生を自宅に呼んで一緒に参加したハワイ州キャロル先生の面々である。
一方、姫路サイトは、姫路市在住の海外からの住人と日本人住人との交流フェステイバルで、姫路城大手前公園は、多くのテントが並び、各国の店が開き、お国自慢の音楽と食べ物と華やかな服装で賑わった。インターネットコーナーはメインイベント会場の隣に設置されたので、パソコンからの音声は非常に聞き取りにくい状況ではあった。しかしNetMeetingに挑戦した若者たちは、ヘッドホンをつけ必死な面持ちで会話を続け、緊張の中にも新しい体験に満足の態であった。 或いは子供同士のゲームの様子も全てPCスクリーン上の映像は、逐次、大型テレビモニターに映し出され人々を引き付けた。
海外のサイトは、聞こえてくる各国の音楽を耳に、民族衣装を身につけたお嬢さんたちをスクリーンに、会場の雰囲気を同時に楽しんでいる様子であった。
交流内容は、カメラ・マイクを使った会話を中心に、チャット・ホワイトボードを共有して共同作業を行った。幼児から大人まで楽しめたのがホワイトボードで、特にアラスカの子供たちとのお絵かきやゲームは、会場の多くの子供たちが楽しんだ。高木が初めて経験したのは、キャロル先生・アイリーン先生との俳句である。一枚の写真に相互で5・7・5シラブルの英語俳句を作る。即興とは言え、なかなかの短詩だと互いに自惚れた。インターネットを使ったNetMeetingホワイトボードで、俳句の共同作品が出来ることに驚いた。ダイアン先生は、子供たちとバスケットに一杯のプレゼントを描きいれて、そのプレゼントの説明をし合う予定であったが、生憎と本番ではボードが共有できず、この計画は流れてしまった。
このようにテスト段階では上手くいったものが、本番では成功しない場合もある。また突然にダウンする。フリーズする。電源が何かの弾みで切れる。隣から最大限のボリュームでサンバが流れる。相手の声が聞き取れない。音楽に負けまいとマイクに口を近づけ大声で話すと、声が割れて聞き取れないと言われる。もう何でも有りの5時間の奮闘で、
姫路フェステイバルは終了した。
まるでNetMeetingのワークショップあった。 お陰で実践を通じて多くの収穫があった。最初にいつも使っているカメラをPCが認識しないので慌てたが、一度、切って再び立ち上げると問題なかった。アラスカのジムは部屋を暗くして明かりを効果的に使い、通常のテレビ会議端末機を使った画像と遜色がなかった。高速を狙うだけでなく、双方が28800に合わせると以外に映像・音声が安定することも体験した。5時間のテレビ会議では、約115000円かかるが、インターネットでは市内料金が3分10円として、5時間1000円である。問題が起こりハンデイがあるとは言うものの、この安価なインターネットトールを
利用しない手はない。 但し「静かな環境の中で実施する」を条件にしたい。
テレクラスでの実績は未だ少ないが、NetMeetingの他にCU-SeeMeがある。ウィンドーズ98にあるNetMeetingに比べて、CU-SeeMeはソフトを購入しなければならない。しかし8サイトが同時に会議に参加でき、更に細かな設定もできる。
結論は、インターネット接続校ではPCにカメラとマイクを取り付けよう。そして今後は、国際間交流や共同学習、先生同士の打ち合わせにインターネット会議を積極的に取り入れようということである。(文責 TIJ 高木洋子)
参 考
Himeji Nicenet Structure
Conferencing :On the Day - ( 10 messages posted, 2 new messages
)
updated 10/01/00
Planning Discussion - ( 16 messages posted )
updated 09/30/00
Introduction of Participants - ( 7 messages posted )
updated 09/30/00
Trial - ( 11 messages posted )
updated 09/29/00
IP Numbers - ( 5 messages posted )
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Latest Edition of Schedule - ( 3 messages posted )
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