行事名 : |
第77回 テレクラス国際会議 尼崎ーフィンランド編 平成11年度いきいきハイスクール事業 第4回「国際交流」 |
主催: |
テレクラス・インターナショナル・ジャパン 財団法人マルチメデイア振興センター 兵庫県立尼崎南高等学校 |
日時: |
2000年3月4日(土) 6:30 pm -8:00 pm(JST) 、11:30 am -1:00 pm(FI) |
場所: |
日本:兵庫県立尼崎南高等学校 フィンランド:ラハテイ 成人教育センター |
基本テーマ |
「世界を感じる瞬間」 "Touch The World, Touch The Future" |
通信手段: |
国際ISDN回線サービス・国内INS64サービスを 利用した国際会議 日本 端末機:京セラKV6200 フィンランド:VIDERA VCS H.320 |
ISDN番号: | フィンランド:358-3-733-0492 |
連絡用 電話番号: |
日本:尼崎南:(TEL)81-6-6482-2501 (FAX) 81-6-6482-2502 フィンランド:(TEL)358-3-828-3706,(FAX)358-3-828-3710 |
テスト日時: | 2月29日 18:00(JST), 11:00(FI ) |
参加校: |
日本:兵庫県立尼崎南高等学校;尼崎市北大物町18ー1 tel:81-6-6482-2501, fax: 81-6-6482-2502 フィンランド: Lahti Adult Education Center School Teinintie 4 15200 Lahti Finland Tel: 358-3-828-3706、 Fax:358-3-828-3710 |
担当者: |
尼崎南:納谷 淑恵 先生 フィンランド:増田 孝博 |
開催趣旨: |
テレビ会議システムを使った国際交流を行うことにより、互いの国の文化や 高校生の生活について話あい、お互いの偏見を打ち破り、互いの理解を深めあう。 |
サブテーマ: | 「私達は地球村に住んでいる。」 'We are living in a global village' |
使用言語: | 日本語、フィンランド語、英語 |
00:00 |
オープニング 司会者どうしの挨拶 学校長挨拶 |
00:05 |
1、学校紹介 ラハティ校 尼崎南校 2、自己紹介 ラハティ校 尼崎南校 フィンランド語講座 3、フィンランド、ヘルシンキ、の紹介 日本、尼崎、の紹介 |
00:30 |
4、ラハティの紹介音楽、工業、 尼崎南高校の紹介 校舎の写真などを見せ授業を紹介します 5、ウインタースポーツ、 フィンランドの紹介 学校のクラブ活動 6、ムーミンについて、初公開デモバージョン、ミューの歌のCD ドラエモンやポケモンについて、歌など |
01:00 | フリー Q & A |
01:25 |
クロージング フィンランド語と日本語であいさつ |
01:30 | 終了 |
MC: 尼崎:納谷淑恵 フィンランド:増田
システム操作担当(カメラ、キーパット等):尼崎:黒河内 フィンランド:増田
○印の当てはまるところを塗りつぶしてください。また、空欄( )には具体的に書き込んでください。
1. 小学校 中学校 高校−14 大学 その他−1 性別 :男性−6 女性−6 回答なしー3
2.1年生−1、 2年生−10、 3年生−2 / 普通科−3 商業科 −1 回答なしー3
3. 海外居住又は留学経験はありますか。: 無 −12 回答なしー3
そこでは主に何語で教育を受けましたか:
4. テレビ電話・テレビ会議などテレクラス経験は今回で何度目ですか。
1回目−3、 2回目−6、 3回目−5
5. 総合評価: 楽しかった−5、 まあまあ −8、 つまらない−0
6. 今日の交流のためどんな手段を利用して用意をしましたか。(当てはまるものすべてに印を)
図書館 新聞 本 インタビュー ビデオ−5 インターネット(ウェブ)−2
E-mail 現地訪問−1 その他 、 回答なしー7
7. テレクラス会議で話し合いたい関心事はなんですか。(当てはまるものすべてに印を)
音楽−5 スポーツ−4 学校・受験−2 イジメ−1 人権−1
ボランティア−0 環 境−2 食習慣−2 健康−0 高齢化−0
8. この会議後、次の項目に関するあなたの関心はどの程度ですか。
A | B | C | D | E | |
英語力を高めたい | 2 | 3 | 5 | 2 | 2 |
相手国の言語を学びたい | 2 | 2 | 6 | 2 | 2 |
相手校との共同研究をしたい | 2 | 2 | 4 | 1 | 3 |
相手校との共同作品・ゲームをしたい | 2 | 2 | 5 | 1 | 2 |
交流相手と友達になりたい | 3 | 3 | 3 | 1 | 2 |
相手国・自国の出来事・文化に注意を払いたい | 2 | 4 | 3 | 1 | 2 |
世界の出来事・文化に注意を払いたい | 4 | 1 | 3 | 3 | 2 |
交流相手との生活情報に注意を払いたい | 3 | 3 | 3 | 1 | 2 |
本・新聞・雑誌などの情報に注意を払いたい | 5 | 1 | 3 | 2 | 2 |
インターネットなどの電子情報に注意を払いたい | 3 | 2 | 3 | 2 | 1 |
16. 今日のあなたの発表はいかがでしたか。
・楽しくもあり、おもしろい。
・よかった。
・ してません。
・ まあまあ
17. また同じ機会を持てれば、どんなトピックについて語りたいですか。
・愛について
自由に書いて下さい
・ よかった。
・ 楽しかった。
・ 日本より他の国のほうが大変そうで、1人1人が生きる為に協力している。みならわなくては…。
・いろいろな事がわかったので良かった。
・もっと楽しくしてほしかった。
♪♪ Thank you very much Mahalo Arigato ♪♪ TIJ Office ♪♪
学校名ラハティ成人教育センター
氏名 ( 増田 孝博 )
1. 総合的な感想を。
私はテレビ会議を5回程経験していますが、生徒達にとっては初めての経験でした。初めてにしては良くできたと思います。
尼崎南校の生徒さん達はみんな元気で、それにとても楽しい自由な雰囲気で良かったと思います。
ぜひこれからも続けたいと思います。 音には問題が残ります。
2. 今回の実施に向けて、経過・準備などをお書き下さい。
私の学校内のシステム変更のため、メールが使えない状態があったりして問題もありましたが、
頑張って準備したかいがあったと思います。 生徒達が自主的に質問を考えたり、ポスターを集めたりしてくれました。
3. ご苦労された点はどこでしたか。
やはりメールが時々使えなかった事と、プロジェクト予算が無い事でしょう。
4. 授業時間はどれぐらい・またどのように使われましたか。
2時間の授業を3回程使いました。(計6時間)後は生徒が個人的に用意しました。
5. 今回、生徒の準備についてどのようにサポートされましたか。
生徒の作った質問を直したり、話し方を教えました。
6. 相手校の先生との打ち合わせに、e-mailをどのように使われましたか。
少し問題もありましたが、十分うまく使えたと思います。
7. 相手校生徒の印象や、会議の流れについての感想。
とてもリラックスしていて楽しかったです。会議に流れも順調だったと思います。
ちょっとおかしかったのは、尼崎南校にモニターが一つしかないようで、
こちらにどのように見えているか判らないみたいでした。
8. テレビ会議の使い方についてお考えを書いて下さい。
使い方はいろいろあるでしょうが、教育用としては、新しい遠隔教育スタイルをいろいろ試しながら
開発していく事になるでしょう。
特に日本とフィンランドのように遠く離れた国々をつないで、お互いを教育し合う事が出来ればすばらしいと思います。
9. 相手校との今後の交流について、どうお考えでしょうか。
これからも続けて行きたいと思っていますが(できれば最低月に一回)、EUなどの予算が使えればもっと
本格的に取り組めるでしょう。
出来ればテレビ会議から実際お互いの国に研修旅行をしたり、生徒の交換留学、
さらに教師の交換研修留学などに発展させたいものです。
10.今回のテレクラス実施は生徒にどのような影響を与えましたか。
語学学習・コミュニケーションの点:実際にフィンランドで日本語を使うチャンスは少ないのですが、
日本まで行かなくても日本語が使える魅力は大きいようです。
国際理解の面:トピック内容が結構多彩で、違う国の人間がお互いに興味を持つ事は
千差万別である、という事が現実に身をもって解かると思います。
その他:先入観を取り去る効果があると思います。
11. 国際間テレビ会議・テレビ電話交信などテレクラスをより効果的に利用して頂くために、
どのような視点、準備・やり方等が考えられますか。 率直にお聞かせ下さい。
数ヶ国をつないでテレビ会議が出来れば、もっと大きな規模で世界をつなぐ事が出来ると思います。
準備はもう少し予算と時間があり、もっとお互いが協力できれば良くなるでしょう。
アイデアに関しては私も初心者ですので、もっと経験をつみながら良いアイデアを実現して行きたいと思います。
12.より多くの校内・国内・国外の生徒の参加を得るために、今回テレクラス報告をする何か手だてや予定が
ありますか.
今回は校内とインターネット上ですが、この次は出来れば新聞などのインタビューとかメディアを利用して、
より多くのフィンランド人の生徒にアピール出来ればと思います。
♪♪ Thank you. Teleclass The World office♪♪
テレクラス高木です。
尼崎南高等学校の「いきいきハイスクールプロジェクト」第4回活動は、前回のメールでお知らせしましたフィンランドとの初めての交流でした。相手校は増田先生が日本語を教えておられる
"Lahti Adult Education Center School" です。
この交流内容については尼崎南高校の納谷先生の報告があると思いますが、通算77回目のテレビ会議となる今回は、テレクラスが手を貸すような場面が全く有りませんでした。 帰路の車の中でこんなに楽でいいのかなあと思った次第です。
本番は6時半からです。6時からのテストで5時に学校へ到着した私は、多少慌てていました。数日前に送ったPhoenix Miniが其の侭、置いてあると思ったからです。事務所に他の機器を持ち込みましたが、皆さんはのんびりムードです。やがて校長室へ通されてコーヒーとなりました。雑談で時間が過ぎ、気になって尋ねますと大丈夫という返事。 テストコールの時間になって、やっと会場へ行きますと、成る程、小さなPhoenix Miniは既にラインに取り巻かれ、正面の相手校スクリーン、両サイドの自校スクリーン、ビデオカメラもマイクも全て設定済み。本番が始まっても先生や卒業生達が役割を決めてテレクラスが手を出す箇所がない。 私は動き回ってテレクラス報告用の写真をデジカメで取るだけでした。アンケートの回収さえ私は動かないで済みました。次回からは、テレビ会議機器を送り報告を貰うだけで充分な様子です。
さてこの尼崎南高校のテレビ会議の終了前には、いつもあるユニークなことをされます。「それは何でしょう」と聞きたいところですが、納谷先生、ご紹介下さい。
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尼崎南高校納谷先生より
2000年、3月4日(土曜日)、尼崎南高等学校とフィンランドのラハティ成人教育センターとの間でテレビ国際会議が行われました。
あいにくの雨模様となり、日本側は何人の生徒が集まるかちょっと心配になりました。
尼崎南高校としては今年度4回目で、これが最後の国際交流でした。
相手校のラハティ成人教育センターでは、日本語を学習している生徒さんが4名、そして日本語を教えておられる増田先生を含め5名の参加していただきました。日本側は生徒約20名が参加しました。春休み直前の交流としては予想以上の参加人数でした。
交流内容はお互いの学校の紹介、自己紹介、それぞれの国や文化ついてなどが話し合われました。
フィンランドの生徒は日本語を勉強しているとあって、交流は全て日本語で行われました。
たいへん流暢な日本語で、日本側の生徒は感心していました。フィンランドからは食べ物の説明や、オーロラの話など、日本にあまり知られていない、話が一杯ありました。 日本側からは、体育祭や文化祭、クラブ活動などの学校の様子を写真を見せながら説明しました。
フィンランドからはムーミンについて、CDの音楽付きで説明がありました。対する日本からはピカチュウです。しゃべるぬいぐるみのピカチュウを見せながら説明をしました。フィンランドでもピカチュウは人気があるとのことでした。
フィンランドの気温を聞いたところ、0℃ということで、雪のつもった外の景色を見せていただきました。日本の方は7℃で雨がふっている旨を伝え、こちらからも窓の外の夜の景色を映しました。交流中の外の様子や、気温を教え合えたのは、テレビ電話会議ならではの話題ではないでしょうか。大きなテレビモニターに映ったフィンランドの雪景色は臨場感あふれ、まるでテレビの形をした窓の外を眺めているような感覚にとらわれました。
最後に恒例となった、モニターを囲んでの写真撮影です。相手側の人々にもカメラに近付いてもらい、交流参加者全員でハイポーズ。本当に楽しい1時間30分を過ごすことができました。
交流の様子は下記のURLで御覧いただくことができます。
http://www2.osk.3web.ne.jp/~naya/ikiikikouryu.html
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