#65 Teleclass Conference

The 4th ASIA FORUM


Sorry, we have only Japanese version.

TELECLASS THE WORLD
第65回テレクラス国際会議:
第4回アジア フォーラム

[事業概要]

主催: テレクラス・インターナショナル・ジャパン
財団法人マルチメデイア振興センター
情報通信月間推進協議会

実施日:1999年6月8日 火曜日
時間: 午後 1:00― 3:30 北京・香港時間
午後 2:00― 4:30 ソウル・東京・大阪時間

事業目的:この3月3回にわたって開催したテレクラス国際テレビ会 議:アジアフォーラムの第4回である。北京大学・香港大学・又石大学・ 東京大学・帝塚山学院大学の参加大学生が、各都市5地点をISDN国際回線サービスでつなぎ、動画カラー多地点接続国際テレビ会議を、情報通信月間参加行事の一環として開催する。過去3回の環境・国際間交流・漢字文化・異文化・ネットワークといった各トピックに対する発表と討論を中心としたフォーラムに代り、本会議は、身近な話題や個人的な関心をスキットで表現し、一人一人が仕事・家庭について自分の未来を語り、互いに個々を尊敬し合うアジア同世代の仲間意識を育てる。

事業内容:

テーマ:「アジア・未来・ネットワーク構想」

内容: 「一人一人が輝くために」

  やりたい仕事・結婚と仕事・子供と仕事・仕事場での男女・
 パートナーとしての異性・地域社会での活躍・ボランテイア・
 人世の楽しみ方いろいろ

参加大学:帝塚山学院大学、北京大学 日本研究中心
      香港大学 日本研究学系、又石大学 日語日文学科、
      東京大学 東洋文化研究所

使用回線:INS64回線・国際ISDN回線2B(128kbps)

使用通信機器:国際規格テレビ会議システム

会場:KDD大手町テレビ会議室/東京大学 参加学生
    KDD大阪支社テレビ会議室/帝塚山学院大学 参加学生
    BTA公衆テレビ会議室/北京大学 参加学生
    KDDソウル事務所テレビ会議室/又石大学 参加学生
    香港テレコムテレビ会議室/香港大学 参加学生

使用言語:日本語 (一部韓国語・中国語)

助成:財団法人三菱銀行国際財団

後援:国際電信電話株式会社大阪支社

協賛:BBCC教育システムMINE
    佐倉テレクラス

参加大学・参加大学生:北京大学 日本研究中心 大学生 北京
            香港大学 日本研究学系 大学生 香港
            又石大学 日語日文学科 大学生 ソウル
            東京大学 東洋文化研究所 大学生・留学生 東京
            帝塚山学院大学 国際理解研究所 大学生 大阪 

[プログラム]

00:00 開催 好きな言語で一言 (日本語・韓国語・中国語) 

00:20 愉快なスキットで表わす生活模様(日本語)

      (1)代表的な家庭模様 結婚・未婚・家事・朝・夕・夜・
                   子供との対話・両親(舅姑)との対話・                   楽しみ  など

       (2)代表的な仕事模様 入社試験・面接・上司・男女平等・
                退職・資格試験・芸能・芸術・                    国際関係・ボランテイア・地域活動・
                 その後の人生など

01:20 仲間へ、聞いて欲しい「私らしく輝きたい人生設計」

02:20 さようなら、また会う日「第5回」まで

02:30 終了

タイム スケジュール:

今回は、各サイト終了後、司会に戻さずに、次ぎのサイトへ責任を持って渡す

00:00 開催 好きな言語で一言 (日本語・韓国語・中国語)
       各サイト 持ち時間3分  3分以内なら何人でも可

     日本語以外の場合、簡単な日本語訳をつける(3分内に入れる)
        大阪 ― 又石 ― 北京 ― 東京 ― 香港 
              (香港は大阪へ戻す)

00:20 愉快なスキットで表わす生活模様(日本語)
      人・指人形・紙芝居などで表現・ビデオは鮮明でないので不可
           音楽・背景など自由に工夫

(1) 代表的な家庭模様 30分間
各サイト 持ち時間5分  5分以内であれば数場面も可
各サイト後、コメント歓迎(担当サイトが尋ねる2分まで)
大阪  ― 又石 ― 北京 ― 東京 ― 香港
(香港はテスト終了時のため、各サイトの感想などの後、大阪へ戻す) 

(2)代表的な仕事模様 30分間
各サイト 持ち時間5分  5分以内であれば数場面も可 
各サイト後、コメント歓迎 (担当サイトが尋ねる2分まで)
大阪  ― 又石 ― 北京 ― 東京 ― 香港
(香港はテスト終了時のため、各サイトの感想などの後、大阪へ戻す) 

01:20 仲間へ、聞いて欲しい「私らしく輝きたい人生設計」
            各サイト持ち時間12分
          例:スピーチ2人各5分 
             他のサイトからのエールや感想 2分
          大阪  ― 又石 ― 北京 ― 東京 ― 香港                (香港は大阪へ戻す)

02:20 さようなら、また会う日「第5回」まで
      (コーラスなども可)

       大阪  ― 又石 ― 北京 ― 東京 ― 香港 ― 全員

02:30 終了

[参加者]

[ 大阪 ] 帝塚山学院大学 中国語学科 4名

[ ソウル ] 又石大学 日語日文学科  3名

[ 北京 ] 北京大学 日本研究中心 東方語言文化学部 2名
                      歴史学部    1名

[ 東京 ] 東京大学 東洋文化研究所  3名

[ 香港 ] 香港大学日本研究学系    3名

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[テレクラス国際会議アンケート]

アジアフォーラム 第4回を終えて
帝塚山学院大学 6名、東京大学 1名、北京大学 1名

1.第4回の全体的な感想を:
・ とてもほのぼのとした雰囲気で前回とは又違って良かったです。
・ 前回の3回分のおかげもあり、私はすごくやり易くなってきました。

 楽しかったです。
・ 終始おだやかな雰囲気で良かったと思います。
・ それぞれ国によっていろんな捉え方があるということが分かりました。

又各大学の学生もよく頑張っているという印象を受けました。
・ 今回は楽しいテ−マですごくよい時間を過ごせました。
・ 皆私と同じ年くらいの人ばかりなのに、しっかりした考えをもっている
 んだなと、すごく勉強になりました。     (帝塚山)

・ 比較的回線のトラブルも少なく、よくできたと思います。(東京)

・ 第3回よりずっと慣れてきてもっと深く交流することが出来た(北京)

・テ−マは身近で、スキットも発表も面白かったです。
・人数は前回より少なかったが、会議の流れがより順調で良かったと思い
 ます。 (香港)

2.家庭・仕事スキット部門で共感・驚きなど、あなたの反応:

・ 北京大学の仕事探しでは、女性は日本と同じく難しいが、入ってからは  同じという中国の模様がビックリした。
・ 中国の男性が女性にやさしかったのには少しびっくりしました。でも

  共感できる部分の方が多くて、人間ってどこかでつながっているんだ
  なあと思った。
・ 他の国も日本と同じような状況だと親近感を覚えました。

・ どの国も不景気で、仕事の方面では皆苦労しているのは同じだ。
・ 中国の夫婦生活、仕事の面ではかなり男女平等が自然になっていると

  思った。
・ 家庭における女性の負担は大きいと思います。 (帝塚山)

・ 私は男尊女卑の男です。フェミニズムがどうだろうが、女性の権利が
 こうだろうが、セクハラ禁止法案が制定されようが、私は私の思うと
 ころを貫きます。こんな人間が少し位居てもよいでしょう。(東京)

・男女差別がどの国にもあるが、韓国では一番激しいと聞いているけど、
 韓国女子の発表がなかったので残念に思う。(北京)

・家庭・仕事で女性の役割の問題です。
・皆さんのスキットも大変面白くて素晴らしかったです。 (香港)

3.人生設計発表で感動・共感・驚きなど、あなたの反応:

・ 「人生設計」という言葉に少しとまどいました。そしてみんなも私とど
  こか同じ所があるようで嬉しかったです。
・ 他の人の考えを聞くことが出来て楽しかったです。
・ 漫然としている人もいれば、結構細かいところまで考えている人もいま

  した。未来のことよりも今を大切にしている人がたくさんいました。
・ 国の違いではなくて、物事についての考えは個人の問題だと思った。
・ 東大生の「女は家にいて家事をするべきだ」といった人に同感でした。
・ 韓国のイさんの話は少し共感が持てました。北京は細かく人生設計して

  ると思った。                (帝塚山)

・「周囲に流されたくない」という人の方が、よっぽど周囲に流されてま
  すって。「平凡な人生」のどこが悪いのですか?「個性的、個性的」  と言ってると、かえって自分で自分の首を締めることになるのではない   ですか?                 (東京)

・皆さん、別にかわった人生設計がなかったが、しっかりして、または
 まじめに、人生を送りたいという感じがする。(北京)

・人生というものが設計されられないことです。
・ちゃんと自分の人生を考え、しっかりしている皆さんの姿が見えるよう
 な気がします。 (香港)

4.どのような点で「みんな一緒の思いだな」と思いましたか:

・ 人との出会いが大切だということ。
・ 仕事や結婚観などは国によって違うのではなく、個人によって違うの

  だと思いました。
・ それぞれ皆迷いながら、自分の道をさがしているのは、学生として同

 じ思いをもってるのはそうだと思います。
・ はっきりした人生設計がないのは私だけではないのだと思いました。
・ 幸せというものはどういう事か、ということ。つまり、人によって幸せ と思えることは違うけれども、自分が幸せだと思える事が一番幸せだと 思います。                   (帝塚山)

・ それぞれに人生について悩んでいるところ。 (東京)

・「幸せな生活を送りたい」というのが皆さんの共感だったと思う。
                           (北京)

・自分が好きなことをやれたら一番幸せだと思われています。
・どの国の人でも「やっぱり同じく若いんだ、同感出来る」と思っていま
 した。                  (香港)

5.どのような点で「違うなあ」と思いましたか:

・ 国や地域によって(育った環境によって)、やはり思うこともちがう。  ――人間だからあたりまえ。
・ 前回の生活習慣のときには、ほんと、違う点ばかりでしたが、今回は

  共通点の多さの方が目に付きました。
・ 中国の「一人っ子政策」は人生設計にも影響をおよぼすが、その点が

  違うと思った。
・ 同じテ−マなのに、結構見方が違っていると思う意見が出ている時が

  あって違うなあと思った。
・ 北京の男性は具体的な人生設計があり聞いていて勉強になりました。
・ 国と国で違うとは少しも感じませんでしたが、個人個人の考え方が、

  特に人生設計発表を聞いた時に思いました。 (帝塚山)

・ 私のようなヤクザ学生とは違い、みなさん真剣に勉強なさっている
  こと。                  (東京)

・男の子たちは男女差別にあんまり関心がないみたいですが、特に韓国
 の学生達、この問題にほとんどふれてなかった。(北京)

・あまりないと思います。
・別に文化の違いなどは強く感じられませんでした。あったとしても個人

 的な考え方の違いによると思います。           (香港)

6.第5回の開催日はまだ分かりませんが、どのようなテレクラスに  したいですか:

・ 一つのテ−マで発表、デイスカッションなど。
・ 今回のように、少し、小さくした形でやってもらえるとやり易いです。
・ もっと意見を交流できるようなものをやりたいです。
・ テ−マにかかわらず、今日のように、いろんな意見が聞けて、また他国  のことに理解を深めれればよいと思います。
・ 楽しいテ−マで話し合いたいです。
・ 次は私も参加したいです。            (帝塚山)

・ あまりプライベートな話題には触れたくないです。学術的な題材が好
  ましいと思います。               (東京)

・ 特定な形式などにこだわらずフリ−ト−クでよいと思います。
・言葉の勉強についての交流をしたいです。        (香港)

7.テレビ会議を使ったテレクラスで、こうすれば効果的な発表や
  コミュニケ−ションが出来そうだというアイデアを下さい:

・ スキットなどは良かった、歌とか踊りとか――むずかしいかなあ。
・ テ−マを決め、一人の意見を発表後に討論をする。
・ 北京の機械をもっといいのにする。         (帝塚山)

・ 会場は5つ、画面は1つ。 もどかしくて仕方ありません。もっとリア
  ルタイムというか、うまくしゃべれるシステムはないのですか?
                               (東京)

・出来るだけ多くのボデイランゲッジを使って多く質問して、答える方が コミュニケ−ションにいいと思う。             (北京)

・あるテ−マについて、前もって各サイドからの質問を集めて、それから 質問に答えながら発表をします。
・「テレクイズ」などアイデアが面白そうに考えられます。 (香港)

8.夏休みにアルバイトをして旅費を稼ぎ、どこかのサイトで
  オフラインは夢でしょうか:

・ 出来ればやりたい。
・ 4回生なので、就職活動と重ならなければ可能。
・ できるかぎり参加できることならしたい。
・ 何人か人数が集まれば、行ってお話してみたい。
・ 是非、あってみたい。そして中国にしろ、韓国にしろ、香港にしろ、

  その国の日常生活を味わってみたい。       (帝塚山)

・ 東京にいらっしゃるようでしたら、一声かけてください。酒が美味い
  店にご案内します。               (東京)

・中国の雲南省あるいは日本へ行きたい。 (北京)

・日本です。
・卒業するまでに、せめて一回でも日本あるいは韓国に行ってみたいと

 思っています。               (香港)

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[TIJ まとめ]

参加学生達のアンケートに見られる反応は、既に3回のテレビ会議を経験して余裕が出てきた事もあり、また今回のテーマが身近な生活や仕事に関する内容なので話易く、互いに共感でき、今迄で一番いい雰囲気の中で交流ができたという達成度の高い結果が出た。 先生のコメントには、若者達は国を超えて同じアジアの仲間として、人間として通じ合えるものを感じてくれたのではないか。一方、話が噛み合わない点もあり、次回は内容をもっと絞ればという提案があった。 またテレビ会議環境については、5地点接続なのに画面はいつも一地点だけという不満の声が聞かれた。

 主催者としては、国際ISDN回線サービスを利用し、中国・韓国・日本の5地点を結んだ国際テレビ会議は、アジアの5大学の学生達に、居ながらにして出会・語り合う新しい形の国際交流を提示したと考えている。前回の討論中心に比べて、今回はスキットなどを取り入れたテレビ会議の新しい試みがあり、各サイトは幾度となく爆笑の渦となった。 またその時・その時を充分に生きることで、自身を輝かせるという主張に印象深いものがあった。

しかし、これらの発表や討論は、現状では参加者だけの経験に終わっている。アジアの大学生同士は、どこに接点があるのか、どう違うのか、どのような夢を持ち、どのような未来を描いているのか、このテレクラス国際会議を通して語られる彼等の本音を、もっと多くの若者に伝えたい。今後は内外のネットワークに事前に案内を出しておき、当日は、インターネットを使ってリアルタイムでこの会議を公開するというのは、どうであろうか。

 一方、テレビ会議環境では、ソウル回線・北京回線が不安定で、よく回線が落ちたのは残念である。全線が安定して、出席者が不安なく進行できるようなテレビ会議を開催したい。また、第1回から第3回まで会議室並びに機器の使用料を免除してくれた香港テレコムが、この度は一般利用者と同様の扱いとして譲らず、その請求額は2時間半で20万円を超える金額となった。国際通信料をはるかに上回る金額を会場使用料に使うことは納得できず、次回をどうするか検討する必要がある。

 また、多地点接続の場合、全サイトを同時に各スクリーンに投影する工夫が必要で、これも次回の検討課題である。 当初の互いに映像が映ればいい、声が聞こえればいいといったテレビ会議環境から、実際の会議により近い状態を求めてきたのであろう。問題解決を試みながら、更にいい環境を目指して第5回を企画したい。        (文責 高木洋子)

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[参考資料]

[テレビ会議サイト] 

KDD 大阪支社 千木良さん
     大阪市中央区城見2―2―72KDD大阪ビル              TEL:81-6-6947-6028,  fax:81-6-6947-6055

BTA公衆テレビ会議室 CHINA TELECOM PBC BEIJING Ms.Song
   No. 97 CHENGFANG STREET XICHENG DISTRICT, BEIJNG CHINA
   POSTCODE 100032 (北京西城区成方街 97号)
   TEL:86-10-66018214, FAX:86-10-66024044

HONG KONG TELECOM (A cable & Wireless Company)
      Mr. Benson M.T. Yeung , Sales Manager Corporate Sales      32nd Floor, HongKong Telecom Tower Taikoo Place.,
      Quarry Bay, HongKong PO Box 9896 GPO Hong Kong
      TEL:852-2888-2633, fax:852-2962-5457

KDD SEOUL Mr. Ogi
     KANG NAM-GU, DAECHI - 3 DONG, 944 - 31,
    TEXTILE BLDG 11F
  TEL:82-252-80-300

KDD 大手町 大坪さん 東京都千代田区大手町1―8―1 
          TEL:81-3-3275-4992, FAX:81-3-3275-4430  

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「私らしく輝きたい人生設計」

帝塚山 M.S

 私らしく輝きたい人生設計というテーマなんですが、正直に言うと、私にはまだはっきりとした人生設計はありません。今日やらなければならないことをこなすだけで、明日のこともわからない毎日では、その余裕がないといった方がいいかもしれません。
 ただ、このところ思うのは、「私はこれまでたくさんのチャンスを見落とし、逃してきたのではないか」ということです。私がこう思いだしたのは、ごく最近です。前回テレクラスの会議に参加したことがきっかけで、人と接する楽しみを覚え、その中で考えることを身につけ始めたからだと思います。これまで私は、自分に出された質問に対して、「ただなんとなく」という答しかできないことがほとんどでしたが、いまではそういうことはほとんどありません。そして、私自身はそんなふうにかわってきた私を、少し気に入っています。
 「将来の夢」についても、もっている人の話を聞けば、すごいなあと思いますが、私はまだまだもつ予定はありません。いまちょうど変わりつつある私には、毎日毎日が新しい自分の発見です。これからも私は、たくさんの人と出会い、たくさんの経験をしていくことになるでしょうが、どんなときでも、自分の行動・考え・言葉に対して、自分で納得のいく説明ができる「私」でいたいと思います。いつか、そんな毎日の積み重ねのなかで、人生に対して「これだ!」という私なりのプランがたてられることを願っています。

帝塚山 F.M

 自分らしく輝いた人生を送るためには、自分がやりたいことをやって、幸せになることが大切です。何を幸せと感じるかは、人によって異なります。私が幸せを感じるのは、人から必要とされているときと、自分自身が進歩していると感じられるときです。そんなときは、どんなに忙しくても、楽しくて疲れを感じないし、いくらでも頑張れます。
 私は基本的には怠け者なので、一人で家にいるといつまでもぼーっとしてしまうし、すぐに結果がでないような、やりがいを感じにくいことをやりつづけるのは苦手です。だから私はいつも自分を、「やらなければいけない」あるいは「やらざるをえない」という状況に自分を追い込むようにしています。人生が終わるまで、たえず成長し続けることが、私らしい生き方だと思います。
 今のところ、私をもっとも成長させてくれるのは「旅行」です。悩んだとき、迷ったとき、私は旅に出ます。いろいろな国のいろいろな人々に出会い、話を聞き、自分の知らない世界をみることで、答がでることもたくさんあります。みんなに元気を分けてらうのです。「旅行」に行くたびに、私の人生の選択肢が増え、可能性が広がるのです。だから私は、行かずにはいられないのです。
 自分自身が楽しい人生を送るためにも、夫のためにも、私は、結婚してからも絶対に仕事を続けたいと思っています。自分が好きなことをやっていれば、夫にも好きなことをさせてあげられると思います。といっても、絶対に結婚すると決めているわけではありません。お互いを必要とする相手、二人でいてお互いにプラスになる相手が見つかれば結婚しますが、世間の眼を気にして、納得できない相手と結婚する気はありません。また、結婚したとしても、その相手に対しずっと同じ気持ちを持ち続けられるとは限りませんから、結局は自分しか頼りになりません。頼れる自分でありるためにも、常に磨き続けることが大切だと思います。
 自分が、いまどんな状況に置かれているかを知り、その中で何ができるかを考え、そのできることを精一杯頑張ってやる――そうすればたとえどんな苦しい状況のなかにあっても、私は輝いていられます。私が私らしく生き続けられるかどうかは、私の心がけ一つです。向上心を持ち、良心を忘れず、自分を大切にするのと同じように、人のことも大切にすれば、人生は必ずよい方向に流れていくと、私は信じています。

  帝塚山S.Y

 私の場合、人生は、「何かの縁で」というパターンが、結構あると思います。1回しかない自分の人生、やり直しはないのですから、いま置かれている状況の中で、何かに熱中し、精一杯取り組みたいと思っています。  人生設計といっても、今の時点では、今すべきことで頭がいっぱいでそれどころではないというのが本当のところですが、大学4年生という節目の時ですから、それを考えなければならない場合も、時々あります。ですが、今の時点で私の頭にあるのは、仕事をして、結婚して、出産して、楽しい老後を送って、というような漠然としたものだけです。全体としての人生設計を考えなくても、その時その時に、直面した問題を考えればいいと思っています。もちろん「輝いていたい」とは思いますが、何もかもが楽しい人生なんてあるでしょうか。逆に、いやなことも辛いことも頑張ってやって、いろいろなことを我慢して、そうしてこそ得られる「楽しいこと」もあると思います。
 だから、私は、人生は、楽しさ半分、つらさ半分でもいいと思っています。それよりも私にとって大切なのは、何かに熱中することです。それが仕事なのか、育児なのか、今はわかりませんが、いずれにしても楽しいか辛いかではなく、自分が夢中になってやっていられるかどうかです。一生懸命打ち込む姿は、きっと輝いて見えると、私は信じています。

帝塚山 G.A

 私の人生設計は、ほかの女の子とは少し違っているかもしれません。前回の自己ピーアールにも書いたように、私にとって一番大切なのは「今」だからです。
 目標とか夢とか、そういう未来のものは、今は考えないようにしています。未来は、現在の積み重ねの上にしかないのだから、ベースになる「今」を精一杯生きること、一瞬一瞬を大切にすることが、私の生き方です。今しか感じられないことは今感じよう、と、毎日たくさんのアンテナをたて、たくさんの人と出逢い、たくさんのことを得ています。「知識」ではなく「知恵」をいっぱい身につけていきたいと、日々、笑顔を絶やさず、ポジティブに生きています。人間も自然の一部なのだから、自然と同じように自然に生きればいいと思います。こう思いだしてから、私はとても楽になりました。
 ですから、結婚についても、家庭についても設計はありません。つき合っている人、異性の中で興味を持てる人と、いつまでも仲良くしていられるのなら、結婚にはこだわりません。ずっと同じ気持ちでいられるという保障はないし、それを保障するための結婚なら私はごめんです。自然の流れで結婚し、子供が産まれるのならそれも喜ばしいことですが、今はまだ自分の人生を感じることで精一杯なのに、子供の人生を背負うなんてとてもできません。自然な流れで子供ができたなら、もちろん精一杯かわいがりますが……。
 仕事も同じです。自分の将来や家庭の保障のために仕事をする、満員電車に揺られて、したくない仕事をするなんて、私には考えられません。仕事しなければ収入がないのにどうするのと言われるかもしれませんが、私にとっては、将来の保障より、21歳の今の私のほうが大事なのです。大学卒業を控えて、仕事探しも人並みにしてはいますが、採用されたらされたでラッキー、だめならそれも私にはラッキーです。
 いつもハッピーでいること。笑顔とポジティブな姿勢――この2つをもって毎日をあるがままに生きること。これが私の人生です。
 私の考え方はかたよっているかもしれないし、100%実行できているわけではありませんが、まぎれもなく私の生き方です。「明日のことは誰にもわからない」――ですよね。

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 [TIJ事前メールより]

前略

大変お待たせ致しました。 皆様の熱意とKDD大阪支社の支援とでもって、第4回 テレクラス フォーラム開催が決定致しました。来週火曜日6月8日午後2時(日本時間)から2時間半の予定です。

省略........

全体に言える事は、今回は言葉だけでなく、テレビ会議の特長である「動き」「音」「色」をお互いのコミュニケーションに、どう使う事ができるかをいろいろと実験してみて下さい。

大学での試験期間終了後すぐという大学もあり、準備も大変かと思いますが、前回までの討論というスタイルを離れて、第4回は、楽しんで演じ、楽しんで見る。その交流のなかで、個々が尊敬しあう同じ世代の仲間意識を育てて欲しいと思っています。
このような主催側の主旨をご理解頂き、ご協力をお願い致します。

                               草々

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

前略

いよいよ明日になりました。 試験前後で大変にお忙しい時期とは思いますが、明日は学生達のスキットや発表を、私達も楽しみ、一緒に考えて、みんなでいい雰囲気を作りたいと思います。 どうか宜しくお願い致します。

この度は、スキットなどありますので、会場で自在に動ける空間を工夫してみてください。例えば、カメラのすぐ前に出てきてアップにする、机はいらない、小物を使う、ライトアップ、テープレコーダーで音楽。。。など、会場によって条件が違いますが、いかがでしょうか。

ここに参加者リストと事後アンケートをお送りします。

では明日、お目にかかりましょう。                  

草々

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[TIJ 事後の先生方へのメールより]

おはようございます。

一昨日は皆様のご協力でアットホームなテレクラスができましたことを、まずお礼申し上げます。早速、米田先生がファックスで感想や貴重な反省点を送って下さいました。そのお返事に「テレクラスにとって今回のテレビ会議は、どの国のどの大学のだれそれと言う枠を超えて、ひとりひとりが見えて来た・一人一人が愛しい・「頑張ってね。」という思いにひたひたと満たされています。これがまた、第5回実現のためのエネルギーになります。」と書きました。 そのような気持ちです。

今回は北京回線が安定しませんでした。 KDD大阪の千木良さん他、技術関係者が付きっ切りで世話をして下さったのですが、本当に北京大学の皆さんには申し訳ありませんでした。今後のハード面での対策は別途致しますが、プログラム内容やテーマの設定・進行・その他、ソフト面について、米田先生のように、各先生ご自身の忌憚のない感想を寄せて下さい。 そして学生達のアンケートと共に、郵送またはファックス・メールでテレクラス事務局まで送って下さい。その感想の中から次回の形も出てくるのではないかと思います。 6月25日を目途に、くれぐれもお願いします。

今回は、いつもメンバーで出て下さる朴先生の他にも、賈 先生や原 先生にもスクリーン上でお目にかかることが出来ました。馬 先生は会場におられたのでしょうか。濱下先生・ウオング先生は、ご旅行中と伺っています。

簡単ながらお礼とお願いを書きました。 皆様からのお返事をお待ちします。            

                                 草々

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