第56回 テレクラス国際会議

千里高等学校(大阪)ーGosforth HS(イギリス)


テレビ電話・テレビ会議で進める国際理解教育

「テレクラス・ザ・ワールド 1998」

第56回 テレクラス国際会議

 

[開催要項]

行事名 :第56回 テレクラス国際会議 大阪 ーイギリス編

主催 : テレクラス.インタ−ナショナル.ジャパン

財団法人マルチメデイア振興センター

日時:1999年 3月10日(水)

17:00- 18:00 ー (Japan) 8:00- 9:00 ー (U.K)

場所:日本: 大阪府立千里高等学校

 イギリス:Gosforth High School   

テーマ:「世界を感じる瞬間 」

"Touch The World, Touch The Future"

後援 :

外務省

文部省

郵政省

大阪府教育委員会

国際電信電話株式会社

協賛: BBCC(新世代通信網実験協議会)教育システム MINE

(リモート&ハイタッチな教育システムの研究)

通信手段: 国際ISDN回線サービス・国内INS64サービスを利用した

国際テレビ会議

日本 端末機:京セラKV6200

U.K 端末機 : VC 8000 Olivetti

Contact person:Frank Lambert

ISDN回線番号;日本:81-6-6836-2208、U.K :44-191-213-0789

テスト日時:

日本:3月9日 17:00 ISDN number:81-6-6836-2208

U.K:3月9日 8:00 ISDN number:44-191-213-0789

参加校 : 日本:「大阪府立高等学校テレクラス研究会」千里高等学校

住所 :〒565-0861 吹田市高野台2ー17ー1

電話 :06-871-0050FAX :06-871-2587

友田 芳子先生

U.K: Gosforth High School

住所: Knightsbridge, Gosforth Newcastle upon Tyne, NE3 2JH

電話: +44 191-285-1000、 Fax: +44 191-213-2068

Principal Mr.Keith Nancekievill

Teacher: Mr. Evans , Mr. Frank Lambert

使用言語:英語

**************************************

[TELECLASSアンケート ]

 高校 18人;  国際教養1年生 17人、 2年生 1人

海外居住又は留学経験はありますか

無・・・ 12 、有  3〜6年未満・・・ 3 、6年以上・・・ 2

  

そこでは主に何語で教育を受けましたか:

英語・・・3 日本語・・・1 他の言語( マレー語 )

テレビ電話・テレビ会議などテレクラス経験は今回で何度目ですか。

1回目・・・3、 2回目・・・15

総合評価: 楽しかった・・・ 14、 まあまあ・・・ 4

今日の交流のためどんな手段を利用して用意をしましたか。

E-mail・・・13 、その他( 自分の知識  )

テレクラスを利用して海外の高校生と接触することは、あなたにとって 有意義だと思いますか

a. 語学上達の面で: 有意義 ;18

b. 国際理解の点で:有意義; 17、 そうは思わない;1

今後Teleclass会議があれば参加したい。 はい・・・18

最も印象に残った箇所は、どこですか。

・どれもすごくよかった。

・印象に残る場面もないうちに終わってしまって残念。

・自分から話してくれる人が印象はよかった。

・グループ1の右はしの人が格好良かった。自分から話してくれる人

 は素晴らしかった。

・アメリカの教室ととても似ていた。

・喋れた!!

・パートナーに会えて感激した。

・E−mailのパートナーに会えたこと。

・イギリスの人が大人っぽかった。

・イギリスの人と話せたこと。

・イギリスではクリスプスが人気のある食べ物だということ。

・自分のパートナーと話したとき。

・笑ったときや、最後に手を振ったときの動きが見えてよかった。

今日のあなたの発表はいかがでしたか。

・あまり話ができなくて残念でした。

・時間がなくて発表できなかった。発表したいです!

・”発表”にこだわりすぎて会話できなかった。

・一方的に発表をしすぎていたと思う。次回もしできるなら、もっと

 ふつうの会話をしたい。

・サッカーの話がわからなかった。

・あまり話す時間がなかった。

・たくさんしゃべった。でも助けてもらいっぱなしだった。

・まあまあ。もう少し喋りたかった。

・用意してきたものの一部しか発表できなかった。でもいろいろと

 話せたのでよかったと思う。

・ふつう。でもグループとしては時間がなくて準備していたことが

 全然話せなかった。

・時間がなかったのでよくわからなかった。

・1文しか言えなくて残念だった。

・時間がなくてあまり話せなかったので残念でした。

・時間が少なかったのもあり、充分にはできなかったけど楽しかった

・あまり良くなかった。

・思った通りにはいかなかったけれど、話すことができてよかった

・あまり話す時間がなかったが、まあまあだと思う。

自由に感想を書いて下さい。

・とても感動しました。本当に動く画像でとてもきれいでした。あまり話 す時間がなくて残念だったけど、またやりたいです。

・また機会があったら参加したい。次はもっと相手を分かった上で話をも って内容の濃いものにしたい。すごく楽しかった。

・次回もし機会があれば是非話したいです。形式張らない会話がしたいで す。

・もっともっとたくさん話したかった。Eメールもずっと続けたい。

・はずかしくてあがってしまいました。次回はもっとE-mailの相手と会話 ができたらいいです。それにもっとかたすぎない話をしたい。まじめす ぎるのはあまりよくないと思う。

・もっと友達同士のように喋りたかった。あまりかたい話題だとお互い興 味が持てないと思う。伝統文化などを学んでも無意味とは言わないが、 日常的な恋愛や学校生活などの話題のほうが感覚的に相手の文化を理解 しやすいと思う。

・相手もいろいろと日本のことについて質問して欲しかった。みんな(私 達)は話す前にわたわたとしていたので、もっと考えたことをそのまま 話していたらもっと時間があったと思う。

・パートナーがほしい。是非どなたかE-mail下さい。時間が短かったぜひ 一度来て欲しい。

・相手もサッカーが好きでよかった。サッカーの話題でもりあがれたのは とっても楽しかった。本当はもっと時間があれば他の話もしたかった。

・うまく聞き取れなかったし、はなせなかったけれど、ジェスチャーなど でどうにかなるもんなんだなと、痛感した。また機会があれば今度はも っとどんどん質問したい思う。

・私の相手の子は抜けちゃったから、そんなに感動もなかったけど、楽し かった。ところどころ聞き取れないところがあったからもっとがんばら なくてはと思った。

・もっと時間があればよかったと思う。もっと英語を勉強して、リスニン グ力をのばしたいと思う。今度はもっと自然に話せるようにしたいと思 う。

・パートナーの顔が見れなかったのが残念だった。1対1で話たかった。英 語がうまく聞き取れなかったのでもっとリスニング力を高めたい

・テレクラスは時間が少なく、限られているので難しいです。次はもう少 しでも長く話せるようにしたいです。

・すごく遠い国なのに、目の前に鮮明な映像と相手の声が聞けて感動した ちょっととまどったこともあったけど話をできてとても楽しかった。も っと英語をしゃべれるようになって、深くいろんなことを話せるように なりたい。

・もっと英語を勉強していろんなことを話したいです。時差があって大変 だけど、もっとこういう機会をもって交流を深めていきたいです。もう少 し自分のパートナーと話したかったです。

・マイクを持ったときは緊張したけど、相手が反応してくれるのがすごく 嬉しかったです。もっとスムーズに会話が運べばよかったなと思いまし た。次からは、自分の気持ちを英語で表現できるように力を高めていき たいと思います。今日は本当に楽しかったです。

・イギリスの学校は日本の学校と比べて、すごくきれいかったのでうらや ましいなあと思いました。向こうの生徒もとても協力的でとてもよかっ たです。話す時間が短いので、もう少し話したかったです。

*********************************

[TIJ 報告より]

アジアフォーラムの同日、夕刻は千里高校(大阪)とイギリスGosforth High SchoolとのTV会議であった。日頃メール交換が進んでいる先で、双方が3つのグループに分かれ、グループ毎の情報交換があった。次回は先方の学校が通信回線料を持つという話で、こちらの高校生達の英語力も問題なく、今後、メールとTV会議を組み合わせた継続性のあるテレクラスを期待している。

(TIJ 高木)

     

[TIJ 感想]

テレビ会議のアンケ−ト結果でよく「どこの国とリンクしたいですか」という回答にイギリスという答えが多いが、9時間の時差ということから、今までもイギリスとのリンクは多くはない。

今回、千里高校も春休み中ということもあり、1クラスの生徒が夕方5時−6時という時間帯で可能であった。その分、相手は8時−9時という授業開始前の慌ただしい時間帯だったので、気分的にゆっくり、落ち着いてという訳にはいかなかったと思うが、結果的には、双方共、満足出来る会議だったと思う。

双方、3グル−プに分かれて、各グル−プ毎に、キ−パルを決めて、前もってイ−メイルで交流していたので、特に自分の相手と話せた人達が一番いきいきしていたと思う。やはり、事前の取り組みが効果的な本番に繋がるし、また 事後の取り組みも深まると思う。

千里側は1年生だったにも拘わらず、結構相手と英語のキャッチボ−ルが出来てイギリス側で、万一に備えて待機してしていた大阪からの日本の男子生徒の通訳の必要もなかった。

千里の、伝統的遊び(お手玉、折り紙、けんだまなど――)を実際に演じてみせるアクションや、日本人の好きなお菓子類などの現物なども、相手の興味、関心をひきつけたし、これからも、言語だけに頼らず、このような手段、方法をどんどん取り入れたらよいと思う。

相手も、次回はもっといろいろ準備すると言っていたし、こちらのやり方が刺激になったのだろうと思う。

千里高校の元AETのお母さんが相手校の先生でもあり、あの場で、母と娘と孫の飛び入りコミュニケ−ションもあり楽しい雰囲気であった。孫と祖母の愛情いっぱいのやりとりは世界共通のようだと微笑ましかった。

参加者が、2年、3年と進むにつれどのように、テレビ会議を有効に使ってくれるか楽しみにしたい。 (TIJ 永井)

★英語版に戻る★