Teleclass Conference #55
The 2nd ASIA FORUM
Sorry, we have only Japanese version.
TELECLASS THE WORLD
#55テレクラス国際会議:アジア フォーラム
[プログラムシナリオ]
パート II 1999年3月2日
2時―4時 ソウル・東京・大阪 帝塚山大学
1時―3時 北京・香港
00:00 開会 総合司会
00:10 ホスト4: 又石大学「異文化理解の練習問題」
司会:朴 載勲先生
20分 食文化に関するいくつかの質問
帝塚山―北京―香港―東京
10分 発表「異文化理解に関する一つの提案」
キーワード:自己文化中心主義・欧米文化中心主義・
文化の相対性
10分 まとめ 質問と感想
00:50 ホスト5: 東京大学 「漢字文化について」
司会:F
発表:K ― F ― C
質問:北京―香港―又石―帝塚山
01:30 各トピックのまとめ・次回検討課題の確認 総合司会
01:50 自由会話
02:00 閉会
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第一回、第二回 各大学のコメントのポイントと
会議での討議のコンセンサス
帝塚山学院大学 国際理解研究所 米田伸次先生
1 帝塚山学院大学
「国際理解・国際交流:互いにアジアの良き隣人であるために」
・国を越えて、一人ひとり人間として付き合っていくこと。
・心の交流こそ、これから大切。
・そのためには、相手を知りたいという気持ちと、相手の立場に立って 考え、行動すること。
・歴史認識をしっかりと踏まえることは、日本の私達にとっては大切。
・そして、未来へ向けて心の交流を。
* 未来に向けて、心の交流を具体的にどう展開していくのか。
2香港大学
「情報とネットワーク:グローバル化・スピード化への対応
・世界へ発信」
・情報通信ネットワ−ク化の時代――生活は豊かになり、情報はその気 になれば、ふんだんに入手出来る。
・しかし、人間と人間のつながりは浅くなってしまった。大切なことは 心の通い合わせられる、手のぬくもりの感じられる交流である。
* この心の交流を具体的にどう築いていくのか。そのためにこのテレビ会 議を、今後どのように発展させていけば良いのか。
3 又石大学 「異文化理解の練習問題」
・異文化をどう理解していけばいいのか。大切なことは相手の文化を尊 重す ること。
・自己文化中心主義に陥らないようにすること。
・そして西洋文化中心主義から脱却することである。
・さらに、文化を部分的にとらえないで全体としてみること。
・相手に自国の文化を正しく理解してもらうために、どのように説得あ る形で説明していくのかが大切。
* 「文化を全体としてみていく」とはどういうことか。違いの理解と共 に、違いを越えた共通性、東アジアとしての普遍性を、どう捉えてい けばいいのか。
4 東京大学 「漢字文化について」
・漢字文化は日、韓、中、に共通した文化ではないだろうか。
・果たして今後、共通した文化としてどこまで共有が可能なのだろうか
・中国、日本側からは漢字文化への関心がコメントされたが、韓国側か らは、若い人達の間では関心が薄いことが紹介された。
* 漢字を東アジアの共通文化として捉えるという提言は必ずしもコンセ ンサスが得られなかった。では、一体、共通性をどこに求めたらいい のか。
さらに、東アジアの私達に共通する言語―コミュニケ−ションをどの ようにとっていけばいいのか。
5 北京大学 「環境と暮らし:アジア環境・地球環境を守る」
・中国では、今、環境問題への関心が高まっている。身近なところでの 取り組みも進められている。しかし、意識の面ではまだまだである。
・大切なことは、今後、意識をどう高めていくか。そのためには、どう すればいいのか。また身近な日常の暮らしの中で、取り組めるアプロ −チを、もっともっと発見し、それを皆にアピ−ルしていくことであ る。
* 環境問題はなぜ起こってくるのか、という基本的な問題への認識をどこ まで深め、学生として、それをどう共有化し解決へ向けて行動していく のか。
「 持続可能な発展」がこれからの東アジアの大きな課題である。
これとどう取り組んでいけばいいのか。
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[アジアフォーラム (第1回・第2回)アンケ−ト]
帝塚山学院大学8名、東京大学2名、北京大学4名、
又石大学3名、香港大学1名
会場の設定・映像・音声について
・映像と音声の乱れが残念だった。
(せっかく盛り上がってもさめてしまう)
(慣れてしまえばこういうものかと思った)
・会場の設定は良かった。 (帝塚山)
・私達は良かったが、北京大と又石大の皆さんが気の毒でした。
・各会場によって、少々状況が違ったように感じました。特に東京の場合 映っていた映像は殆ど大阪のでしたが、他会場はどういう映像を目にし ているか気になりました。 (東京)
・ 多方参加なので一方発表する時みんな見えるように、多方もスクリ−ン の中同時に出た方が良い。
・ 先進的な会場なんですけれども、映像、音声はまあまあ!
・ 技術係りの人が多分慣れていないと思ったが、回線が切れると困ります
・現在、技術的な問題により、会議が順調に進行することが難しい。けれ ども、 顔を合わせて話すことができない状況でテレクラス会議を開催す ることはいい方法です。 (北京)
・韓国の場合、会場が狭く、レンズとの距離が近すぎて全員が画面に映ら なかった。
・ 照度が低いためか、暗く見える会場(北京大や東京大)があった。
(又石)
テレクラス会議の進め方について
・良かった。
・全大学のデイスカッションがもっととれれば良かった。
・自由討論、バトルト−クがしやすいようにして欲しい。
・「聞こえますか−」「聞こえますよ−」が多すぎる気がした(帝塚山)
・ 大阪会場を通して、各会場とつながっているといった印象でした。
・あれで良いと思います。 (東京)
・ 活発に自由話し合いの方がいい。
・ 自由に進められた方がいいと存じますが。
・ 時間が限られるために、話し手は主題をめぐって話す方が良いと思う
(北京)
・ 状況的制限もあるので、現在の方法が最善。
・ もっと話し合をしたいのですが、あまり回線を切り替えると障害が 起 りそう。 (又石)
・時間の配分を変える場合は前もって皆に知らせて欲しい。 (香港)
何を利用して準備しましたか。
新聞・本・ビデオ・インターネット・インタービュ・E-mail・現地訪問など
・自分の考えや皆の意見交流
・新聞、本、インタ−ネットなど
・参加者全員で何度も集まって意見交流をした。 (帝塚山)
・主に、書籍とメンバ−の間での意見交換をとおして準備しました。
(東京)
・新聞、本を読み、また現地訪問もしたんです。
・ 新聞と本です。
・ 新聞と現地訪問です。 (北京)
・みんなでの討論。
・インターネットからの資料や友達の意見など。 (又石)
・新聞、インタビュ−など。 (香港)
あなたの発表や意見を、アジアの他の大学生に話すことをどう思いましたか。身近な友人に話すときと違いましたか。
・身近な友人とはあまり深く話せないが、同じ考えを持った人と話す方が アジ アの他国であっても良かった。
・全く違いました。国籍に関係なく自由に話せて楽しかったけど、友人と はこんな話、あまりしません。
・相手は日本語が母国語でないので、ゆっくり話しました。
・初めて会う人に自分の意見を話すのはとても難しいと思った。
・すごく楽しかったが、緊張した、心が引き締まった。
・伝えたいという意識が普段より強かった。 (帝塚山)
・いつも思っている事をそのまま言いました。受け入れられなければそれ も止む無し、と覚悟してます。
・友人との話し合いと根本的に同じだと思います。 (東京)
・ちょっと違和感を持っていたのですが、これも好奇心でしょう。できる だけ分かり易い言葉で交流することはときにはおもしろく感じられるけ ど、本当の気持ちはあまり表わせないのです。
・ちょっと恥ずかしいかという感じですが。
・ うれしく思いますが、また恥ずかしい気もあります。
・私の日本語が下手だから、意見を話す時に主な注意を発音にむけてしまって、テレクラスの効果を発揮出来ませんでした。 (北京)
・別に違いは感じなかった。政治的な問題などにはできるだけ触れないよ う にした。
・はじめは緊張したが、実際に顔を見ながら話しているうちに楽しくなっ た。
・すこし戸惑うときもあったが、画像と音声とのずれが原因かも(又石)
・思ったより気楽です。 (香港)
あなたの発表や意見は、皆さんに理解されたと思いますか。もし充分に理解されていないと思う時、次回はどんな工夫をしてみますか。
・理解してもらえたと思うが、もっと意見交換したかった。
・もっと分かり易い言葉で話す方が良いのかも。
・理解されていないと思う。もう少し、読むより語るように話したかった
・あまりしゃべれなかったので、次回はもっと積極的に発言したい
(帝塚山)
・私の真心が足りていれば、きっと理解して頂けたでしょう。
・相手に伝える前に相手の話をよく理解したいと思います。 (東京)
・ときには理解されないところもあるけど、もっと説明してみます。
・あまり充分に理解されなかったと思います。次回もっと詳しく説明して 頂きたいと思いますが。
・だいぶ理解されたと思うが、次回はもっとまじめに準備して、難しい単 語も辞書で調べて、日本語の考え方で準備、発表します。
・ 発表した意見は短くて、明らかですから理解されたはずと思います。
(北京)
・発表の方は理解されたと思うが、話し合いは音声のずれなどの影響もあ って話しがうまく噛みあわなかった。
・黒板などを用いたらもっと理解しやすくなるのでは。 (又石)
・充分に理解されていないと思います。もっと分かりやすい言葉で話して みます。 (香港)
このように国が違い大学が違う人達と、討論することに違和感がありますか。もしあれば、どうすれば討論が実りあるようにできるでしょうか。
・違和感は感じなかった、回を重ねればもっと(段取りなど)良くなると 思う。
・違和感はなかった、あったとしてもそれが楽しい。 (帝塚山)
・勿論あって当り前です。しかしこればかりは、酒でもくみ交わしながら 一晩語り明かさない限りしょうがないですね。
・ありません。言語障壁を乗り越えれば何の問題もないと思います。
(東京)
・違和感があります。会議よりもっと気軽に話し合いましょう。
・ちょっとありますが、時間がたつにつれてだんだんなくなったんです。
・違和感はありません。けれども、もし顔をあわせて討論出来れば、さら に効果が期待出来ます。
・違和感があるのは、あたりまえのことだと思うが、このチャンスを利用 してお互いの違和感を知るようになるのもいいことかもしれません。
(北京)
・別に違和感はなかった。時間的、状況的制限があるのでより身近で具体 的なテーマにしたほうが結論がでやすいのでは。 (又石)
・違和感は全然ありません。 (香港)
日本語を使ってのTV国際会議ですが、話す時に気をつけた点はなんですか。話し手に気をつけて欲しい点はなんですか。
・ゆっくり、大きい声で話す。
・相手には、あまり長すぎないよう意見をまとめて話して欲しい。
(帝塚山)
・なるべくゆっくり、大きな声で話すようにしたつもりです。まあ、こち らはネイティブですから。
・皆とても日本語が上手でびっくりしましたが、なぜ「日本語」かという 点も議論されるべきだと思いました。 (東京)
・あいさつは必要ですが、新しい友達だからちょっと恥ずかしいからゆっ くり話して欲しい。
・話す時皆さんにできるだけ理解されるように気をつけた方が、話し手に こういう点をつけて欲しいです。
・ 話す時に気をつけた点は、発音や文法による意味の誤解をできるだけ避 けることです。
・ 話す時出来るだけ繰り返さないように、時間を省くことが大事だと思う
(北京)
・できるだけ区切りをつけて、ゆっくり話そうと努めた。みんなにもこの よう にしていただきたい。 (又石)
・固い表現を避けて、相手に分かるようになるべく分かりやすい言葉を使 う方がいいと思います。 (香港)
勿論、一ヶ所で実際に会うの最高でしょうが簡単には実現しません。オンラインTV会議は、兎も角も、このように全員がスクリーンで会う事ができます。このTV会議の魅力はなんでしょうか。いくつか挙げて下さい。
・相手のキャラクタ−が十分通じる。
・顔や姿が見れる、外国に行かずに、自国で出来る。
・遠距離の人と簡単に話せる。
・リアルタイムで、生の声で、大勢が一度に会話に参加できるし、雰囲気 が伝わるのも魅力。 (帝塚山)
・飛行機代もホテル代も要らないのはナイスです。自分が発信する時、他 の人に遮られることが無いのも良いですね(機械的なトラブルはしょっ ちゅうだが)。自分の番でない時は、他人の視線に気を使わなくて済む
・実用段階にいたることが出来れば、安価で時間を節約して互いの意見を 交換しあえるところが魅力でしょう。ただし、インタ−ネットがどんど ん発達していく今、果たしてTV会議が「実時間利用」というメリット を生かせるかという疑問もあります。 (東京)
・空間が違うという悲しいことを乗り越えて、世界ハイテクのお陰で生活 が奇跡になるようで若者としてこれからもっと頑張りたいと思います。 この会議の魅力は交流の障害をハイテクで消したことで人間としての自 由を味わえることにあります。
・1、直面性 2、速さ 3、清楚さ 4、心で交流できる点
・便利で速い、直面的に話すことが出来ること。
・ 認識不足のため、この問題について特に意見はありません。 (北京)
・やはり、顔をみながら話せるということ。 (又石)
・先進の科学技術によって情報の交換が、グロ−バル化とスピ−ド化に達 するのは、このテレビ会議の魅力の一つです。 (香港)
アジアの5大学がテレビ国際会議で結ばれるのは、初めてのことです。 あなたが主催であれば、どのような使い方をしたいですか。
・一つのテ−マでバトルト−ク
・テ−マをもっと最近のニュ−スにする。
・文化の交流
・もっと身近な問題にする。 (帝塚山)
・私の貧困な頭では、上手い使い方というのはなかなか思い付きませんね どしどし開催して、思考錯誤しながら発展させるしかないのでは?
・まえもってテ−マをはっきり決めておいた方が、漠然としないでよかっ たと思います。もうちょっとテ−マを絞った方が準備もしやすかったか もしれません。 (東京)
・いま日本の方がすてきな主催で、こちらもそのように頑張りたい。
・テレビ国際会議はいい道具ですが、手紙という無声の道具もいいじゃな いだろうかと思っています。 (北京)
・音声だけではなく、もっと視覚的な要素を取り入れる。 (又石)
・皆外国語(中国語、韓国語、日本語など)の勉強に熱心だから、言葉の 勉強を中心にして、交流したらいいなあと思っています。 (香港)
今日のトピックの中で、次回皆さんと特に念を入れて討論したい点はなんですか。
・異文化理解について(5名)
・又石大学とハングル、漢字の使用について (帝塚山)
・日本の戦争責任・・・ではなくて、中・韓の若者が自分達の国をどうい う方向に持って行きたいと考えているのか知りたいですね。
・「日本語」のみならず、韓国語、中国語の話をしたいです。 (東京)
・コンピュ−タについて
・異文化理解のかぎはなんだろうかという点に注意したいです。
・国際交流と漢字問題について (北京)
・ホームページなど、常時的なネットワークの構築。 (又石)
今日、一番印象的だったことは?
・韓国の人のイメ−ジが変わった(とても明るかった)
・国籍が違っても意見があうこと
・思っているほど隔たりがない
・自分の国では当たり前の習慣でも、他の国から見れば不思議と思うこと があるが文化の違いとして広い目で見ていくことが必要。
・回線の乱れ (帝塚山)
・皆さん日本語がお上手ですね。中国語も韓国語も下手なままの自分が はずかしい。 (東京)
・ 空間距離感が一瞬間なくなったこと。
・ 自分の緊張感でした。
・ テレクラス会議をした瞬間、一番印象的だったのは、日本の若者が朗ら かなことです。 (北京)
・ それぞれの国や大学によって会場の雰囲気が違っていたこと。
・ 在日の学生や韓国人留学生が参加していたこと。 (又石)
・トピックについての発表と討議の内容は思ったより面白かったです。
(香港)
互いにアジアの仲間としての感触はどうですか。
・とても親しみが持てて良かった。
・すごく仲良くなった気がする。
・全ての大学が「アジア」の一員という視点で発言できて良かったと思う
・若者としての意識は共有するところが大きい。 (帝塚山)
・直感的にですが、みんな立派な人達だな、と思いました。 (東京)
・好奇心を持って相手と楽しく話せることは有り難いです。
・ヨ−ロッパに行って、日本人或いは韓国人に会ったら、中国人に会った 感じがあると思う。
・ 互いにアジアの仲間として、親しみを感じました。 (北京)
・ 個人レベルでは充分理解し合える。 (又石)
・言葉が通じれば何でも交流出来ます。 (香港)
今日、会った26人ですが、オンラインネットワークの可能性はどうですか個人電子メールアドレスを持っていますか。
・アドレスを持っているがパソコンは学校にあるのでめったに使いません
・持っているので、メ−ルの交換をしてみたいですね−。
・メ−ルの交換を約束しましたが、でも文通がいいです。 (帝塚山)
・************* です。お暇なら連絡して下さい。
・持っています。********* ぜひ連絡下さい。(東京)
・持っていますが、オンラインネットワ−クで交流することはちょっと―――。
・可能性はありますが、ちょっと難しいです。個人電子メ−ルアドレスを 持ってますけどあまり使えないです。費用が高いから。
・私は個人電子メ−ルアドレスを持っていないから、オンラインネットワ −クを使いたくない。 (北京)
・ホームページの掲示板などを使えば互いに連絡できるのでは。
・持っている。
・持っていないが、持ちたい。 (又石)
・個人電子メ−ルアドレスを持っています。オンラインネットワ−クの可 能性があると思いますが、私にとっては、やはりTV会議の方が面白い です。 (香港)
自由に感想を書いて下さい。
・楽しかった、また是非参加したい。
・次回が楽しみです。
・今日参加出来て本当に良かった。いままでの自分の考えやイメ−ジも変 わったし、確かめられたことが多かった。
・10日に向けてもっと勉強をして臨みたい。
・初めはもどかしさを感じたけど慣れたら楽しくなってきた。でも直接会 うのが一番ですよね−。 (帝塚山)
・大変面白い企画でした。ただ、折角の対話の時間をスピ−チだけで潰し て しまうのはもったいない。もっと言葉のやりとりができたら良いと思 います。私は日中韓の三国がどのように理解を深め、利害を調整しなが ら共存していけるか、というテ−マをもっと突っ込んで話し合いたいで すね。
・映像、音声の問題にもかかわらず、とても良い機会だったと思います。 ただ、各大学のテ−マが異なっていたため、議論まではいたらなかった ところが残念です。なお、今回は日本語での会議でしたが、他言語に対 する配慮(たとえば、日本側にも他言語で、その意味を伝えられる準備 をするとか――)がほしかったんです。 (東京)
・今回のテレクラス会議で一番感心したのは、みんな好奇心をもって一生 懸命に相手の世界を知りたいということで、各地の友達と一緒に自分の 生活を味うことは楽しい。でももし回線がもっと良かったら――。
・1 今度のテレビ会議を通していろいろ勉強することが出来ました。
2 中国は急速な発展をはからなければなりません。
3 全アジアにとっては異文化理解が必要ですが、全世界においてはもっ と必要じゃないだろうかと、私は思います。
4文化ギャップがあるのは正常だから、合理的な解決手段として、心で お互いに理解しあうことだと私は思いますが。
5 こういう会議を多く行ってほしいです。
6 このチャンスをいただいてどうも有難うございました。(北京)
・回線の障害などもあったけど、少しはみんなと親しくなれたようで終わ ってしまうと、何かさびしい。 (又石)
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[TIJ感想]
何といっても多地点を結ぶことの難しさ、テストではうまくいっても、長時間となると想像以上に映像や音声が乱れ、心が痛んだ。しかし、それにもかかわらず、5地点それぞれの大学生や先生達の、意欲的、積極的な姿勢とプレゼンテ−ションや問題提起された内容の深さ、重要さは感動的であった。
帝塚山学院の生徒の感想からもうかがわれるが、次第にアジアの一員としての共通認識も深まり、次回3回目が楽しみな雰囲気で終了して良かったと思っている。
会議後の反省会で、BBCCの川村さんからの提案を受けて、次回は技術的にもっとシンプルな形で、でも乱れの少ない方法にトライしてみようということになったが、うまくいくように祈りたい気持ちである。
(TIJ 永井)