Teleclass Conference #15

The1st KOBE- HAWAII TELECLASS CONFERENCE


The 1st Teleclass Student Conference in Kobe

Date : March 9th, 1996 (Saturday )

Time: 10:30 am - 12:00

Place : KDD Kobe Building

Thesis: Earthquake and Hurricane problems and recovery

Suponsored by : Teleclass International Japan

Cosponsored by : Kobe Teleclass The World

Backed by : Kokusai Denshin Denwa Co.,Ltd(KDD)

Usage of the ISDN Video Conference System, a new , color-motion tele communication medium

Kobe High Schools to participate:

Kobe City Fukiai High School

Kobe City Kobe-nishi High School

Kobe City Akatsukayama High School

Kobe City Hyogo Shogyo High School

Kobe City Shinko High School

Kobe City Suma High School

Hawaii High Schools:

University of Hawaii Lab School

Kapa'a High School

Maryknoll High School

Aiea Intermediate School

Purpose:To make more "NAKAMA(FRIEND)" by talking frankly about earthquake and hurricane problems and recovery

To foster global understanding and friendship as they enter the 21st century through the wonders of high technology

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[Comments in Japanese]

第1回神戸ーハワイテレクラス高校生会議

災害と復興

1996.3.9実施

報告者:今池康先生(赤塚山高校)

神戸市立高校とハワイ、カウワイ島の高校生たちがISDN(デジタル総合サービス網)によるテレビ会議が行われた。このテレクラスイベントは、葺合高校の福尾校長先生をはじめ神戸市立の6校からの高校生、教師36名が参加し開催された。「神戸とハワイの高校生によるテレビ会議−災害編−」というタイトルで被災の経験や様々な支援に対する感謝の気持ちを語りあった。

オープニングは校長先生のあいさつで始まり、ユニークなハワイの先生の自己紹介は爆笑を誘った。期待と温かい雰囲気で会議が進行していった。会議は3つのトピックに分けられ、トピック1は須磨高校と神港高校がビデオを使用して学校とその周辺を紹介した。トピック2はハワイの高校生たちが写真や地図を使用してハワイの災害の様子を説明した。トピック3は神戸西高校、赤塚山高校、葺合高校の3校によるデスカッションで、神戸市は未曾有の阪神大震災、ハワイは3年前ハリケーンで人口5万人の島の家屋約1万戸が全壊するなかで、高校生達は何を感じ、未来に向かって何をしていかなければならないかを国の壁を越えて語り合うことができた。

[感想]

アメリカから黒船がやって来て、やがて開港、蒸気機関車が走り駅が出来、そこに町が出来発展していくのと同じ状況が今の日本にもおこりつつあるのです。英語教育もISDNの回線により急激な変化が起こるように思います。

ISDNの回線レールが、情報が都市集中型といわれた日本の構造が崩れていくことが考えられ、より外国が身近なものとなり真の国際情報社会が始まり、英語がツールとして、日常的な意志の疎通の手段となるものと思います。

一昔前は、いくら国際社会になりつつあると言っても、海にかこまれた日本でった生徒達にとって、なぜ英語を学ばねばならないかについて理解しがたいものがありました。

しかし現代、知的で刺激的な情報化社会に生まれ育った生徒達の心を捉えるために、また真に国際社会に生きる人間を育成するためにはこれからの英語学習の魅力を訴えなければいけないし、生徒達にコミュニケーションの大切さを実感させなければ、いけないと思います。

それには、教育が変わっていかなければならないと思います。教室を英語を通して、異文化ふれあいの場として考えALT(アシスタントラングェジティーチャー)の制度も生かしながら、コミュニケーションの能力を重視した授業を推進したいと考えています。現在すでに、学生募集をインターネットを利用しておこなう企業もある中で、これからの英語教育は、教室でインターネットを通じて世界の人々と会話や意見交換することが出来る環境を作り、その環境に置かれた生徒達は英語を学んで覚えるではなく使って覚えてしまい、英語を伝達の道具としてとらえることができ、教師も、英語を教えるではなく英語で教えるつまり英語で話す内容と発信力をつけ情報を正確に短時間で読むことの出来る生徒を育成しなければならないと考えます。国際情報化時代にふさわしい英語力や資質を身に付けた人間は社会のニーズでもあります。

[まとめ]

現代、世の中は混沌としており価値観の多様性が進んでいます。従来の「正論」が突然「誤り」に変化し「無価値」のものに価値を見出すことも多々あります。教育方法も「訳読方法」しかりです。これも今日主流は「オーラルメソッド」に取って変わろうとしています。教授法が多様化している世の中で色々な方法が生み出されています。ISDNを利用しての英語教育法も一つの教授法として、神戸市立高等学校の特色ある学校作りになればと考えています。

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