Luma Talk #474

HirafukuElementary

- Ulanbator 33rd J.high

(Mongol)


[Outline]

Date: Feb. 4th,1999 14:00 - 15:00

Place: Okayama city Hirafuku Elementary School

Participants:

Okayama Hirafuku 5th grade class A&C

Mongol Ulanbator 33rd junior High School

[Program in Japanese]

プログラム詳細はこちらをクリックしてください。

HIRAFUKU.GIF

1、 校長先生の挨拶

2、 担任の挨拶(多田朋子先生、下山伸之先生)

3、 初めの言葉(全員でサエン バエ ノ−) 生徒代表の挨拶

4、 プレゼンテ−ション

お正月の紹介

準備について―――もちつき、除夜の鐘

しきたりについて―――初詣で、おかざり、お年玉、年賀状

特別な料理について―――おせち料理、おぞうに

お正月の遊びについて―――たこあげ、はねつき、こままわし、

カルタ、すごろく

ジャンケン

モンゴル式―――5通り習ってから2回する。

日本式―――「グ−」「チョキ」「パ−」を教えてから2回する。

5、 クイズ

Q1 これは何でしょう―――答え「マラガイ」(モンゴルの帽子)

Q2 演奏している楽器は何でしょう―――答え「馬頭琴」

Q3この鳴き声は何という動物のものでしょう―――答え「犬」

Q4この楽器の音は何でしょう―――答え「リコ−ダ−」

6、 歌「しあわせなら手をたたこう」――一緒に手拍子して下さい。

7、 おわりの言葉(全員で バイルラ− バヤル タエ)――代表の挨拶

8、 教頭先生の挨拶

準備したもの

実物―――おもち、おかざり、お年玉袋、年賀はがき、凧、羽子板

こま、カルタ、サイコロ、すごろく(絵)、マラガイ、リコ−ダ

その他―――絵、写真、録音カセット

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[5年A組 生徒の感想]

2月4日(木)に2回目のルマフォン交流をしました。1回目をした時、またしたいと思っていたのでうれしかったです。楽しいことがいっぱいあったけどとくに楽しかったのは3つです。1つ目はクイズです。クイズでは私達が問題をだした時、みんなが口々に言ってくれてすごいなあと思いました。そしてモンゴルの生徒達が「これは何でしょう」と言って音をだ出してくれました。

しゃみせんみたいな音だったけど私は馬頭琴だと思っていました。だけど答えを言ってくれた時「しゃみせん」と言ったのでびっくりしました。モンゴルにもしゃみせんがあったのだなあとも思いました。こうして知っていることがまた1つふえて良かったです。次は歌です。「幸せなら手をたたこう」を歌いました。これなら言葉が分からなくても手をたたくことが出来るからです。手をたたいた時(ずっと遠くにいるのに今ここでモンゴルの生徒たちと一緒に手をたたいているんだ)と思うとうれしくてたまりませんでした。あとモンゴルの人が日本語で上手に歌を歌ってくれたのもすごくうれしかったです。最後にうれしかったことは、ジャンケンです。最初はモンゴル式でしました。「ジャンケンポン」。私が勝ちました。うれしかったです。次は日本式ジャンケンです。最初はあいこでした。2回目はなんとモンゴルの生徒が勝ちました。びっくりしました。だって自分の国のジャンケンじゃないのに出来たからです。だけど私は勝っても負けてもうれしかったです。なんでかというとモンゴルの人と今ジャンケンをしたからです。そしてなんだかドキドキしました。その時どれだけ遠くにいても心はつながっていると思いました。こんどは直接会って話したりしたいです。

私はまた交流出来るなんて思ってもいなかったのでうれしかったです。ビデオでとられていたからとても緊張しました。私は初めの言葉だったから、まちがわないようにがんばりました。モンゴルのお正月のことがよく分かりました。ジャンケンの時モンゴル式では勝てたのに、日本式では負けたのが悔しかったです。でも一番心に残ったのは、 日本の「ふるさと」を日本語で歌ってくれたことです。また交流会が出来たら、今度はモンゴルの歌をモンゴル語で歌いたいです。

私は1回目の時は2回目があったらいいなあと思っていました。そして本当に2回目があったのでとてもうれしかったです。緊張したけど2回目のいい体験が出来てすごくうれしいです。中学、高校、大学、大人になってもこんなすごいこと出来ないんじゃないかなあと思っています。私は出来れば3回、4回―とどんどん続けていきたいなあと思っています。自分は何もやることがなかったけど楽しかったです。ジャンケンをしたり、歌を歌ったりしました。

モンゴルの人は日本人とよく顔が似ているし、あまりみわけがつかないと思った。それほどよく似ているなあと思った。この交流会の間、テレビの人がたくさん来てびっくりした。少しはモンゴルの人と友達になれたと思った。その日、1日がいい日だと思った。

僕は2回ルマフォン交流をやり、遠く離れたモンゴルとテレビ電話をしてとてもすごいと思いました。またこの交流をきっかけにもっともっとモンゴルの第33中学校の生徒ととの友情が深まり、いつまでも友達でいたいと思います。

またルマフォン交流をして世界の国々のことをもっともっと知りたいです。

[5年C組]

2月4日(木)にモンゴルの第33中学校の生徒や先生とルマフォンを使って国際交流をしました。日本のお正月、ジャンケンをしたりしました。私は初め電話を使って交流など出来るのかと思ったけど、実際にしてみてすごく感動しました。なぜかというと日本とモンゴルが今電話を通じて、しゃべったり、歌を歌ったりジャンケンをしたりしているからです。交流が終わって「あ−、モンゴルの方と電話で交流が出来てよかったな−」と思いました。なんか5Cは初めて交流するのになぜかもう何回も会ってお話をしているようだからです。きっと日本の平福小学校とモンゴルの第33中学校のみんなはすごく友達なんだと思いました。またこういう交流をしていきたいです。

C組はルマフォンで交流したのは初めてだったので、やってみてとても楽しかったです。とくにモンゴル式のジャンケンをしたり、日本式のジャンケンをしたのが楽しかったです。何千キロも何万キロも離れているところで、お互いの顔を見ながら歌を歌ったり、遊んだりしてすごいな−と思いました。あと日本語で歌を歌ってくれてとても感動しました。 それにモンゴルのお正月のことが分かってとても勉強になりました。

ルマフォンを使っての交流会は何万キロも離れているのに、すぐ近くでお話しているように感じて面白かった。だけど今度は本当に近くでお話出来たらうれしいです。でも、 モンゴルと日本はすごく離れているから日本からモンゴルへ行くのはとても大変だし、モンゴルから日本へ来るのも大変だから、やっぱりルマフォンを使ってお話する方が簡単かもしれない。でも一度でいいからそういう交流もしてみたい。

私は昨日、ルマフォンを使って交流をしてみて、モンゴルの人のお正月のあいさつのことが特に分かりました。モンゴルの人は家族の上下関係に少しきびしいのかなということが分かって、私はモンゴルの人がとても私の近くにいるような気がしてうれしくなりました。今度はいつ出来るのかなあ! 楽しみ!

でもこんどは電話ごしじゃなくってぜひぜひ、会ってみたいなあ。私はルマフォンを使って交流したのは初めてです。何万キロの道のりの中で、テレビだけで話し合えるなんて幸せだなあと思いました。私達の活動はクイズでした。イヌの鳴き声の時は、録音した時どこにしたか分からなくなり、まきもどししすぎたり、早送りしすぎたりして大変でした。クイズをしている時、モンゴルの人はスラスラ答えたのですっごいと思いました。 私はルマフォンを使っての交流会をして、今までよりもっと姉妹校の中が深まったと思います。

以下省略――残念ながら―――

[Teacher's Comment]

2度目のルマ交信が無事終わりました。

お互いのお正月紹介もそれぞれの国の大切な文化を理解し合う意味でよかったですが,子どもたちにとって自国文化をあらためて考えるいい機会になったと思います。

 やはり,盛り上がったのは,モンゴル式,日本式のジャンケン・クイズ・歌です。ジャンケンは,かけ声と同時にお互いに静止画をおくり,「勝った」,「負けた」と歓声があがりました。遠くはなれた日本とモンゴルで同じ時を共有できたという実感が子どもたちにわいたと思いました。

 また,クイズでは,日本側もモンゴルの生徒さんに喜んでもらおうと

モンゴルの帽子のマラガイを用意したり,以前に行った交流会の時,聴かせてもらった馬頭琴の音色をあててもらう問題を考えたりと子どもたちなりに相手の気持ちを考えて今回の用意をしたことが,担任としてうれしかったです。

 最後の歌では,モンゴルの生徒さんたちがきれいな声で日本の「ふるさと」を歌ってきかせてくださいました。また,終わりの言葉を日本語で話してくださったことなど,自分たちのことを気遣ってくださっている気持ちが,伝わり,子どもたちにと共に,とてもうれしく思いました。

心あたたまる時間を過ごさせていただいたこと,本当に感謝しています。時間が10分ほど延びてしまいました。申し訳ありません。子どもたちの感想など,また送ります。どうもありがとうございました。

                            多田 朋子

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[TIJ感想]

まず、5年A組、C組の皆さん、全員の感想を送って下さって本当にありがとうございました。2度目の5Aのみなさん、 初めての5Cの皆さんのとてもいきいきした感動にあふれた感想をよんでいると、TIJ事務局一同も心からうれしく思います。やっぱり、小学生って素直でいいなあ、新鮮に心が響きあうのだなあと、こちらの心まで踊ってしまいます。

日本人と顔がよく似ているなあ、家族の上下関係が少し厳しいのかなあ、馬頭琴は知ってたけどモンゴルにもしゃみせんがあるのか、モンゴル式ジャンケンは5通りもあるのか、などなど興味、関心はつきませんね。

そして一緒に歌ったり、ジャンケンしたり、心がひとつになったと感じ、自分たちもモンゴル語で歌ってみたい、もっともっとモンゴルのことを知りたい、なんだかその日1日がとてもいい日だったと思った、――などルマフォン交流は大成功だったのではないでしょうか。

姉妹校として仲が深まった、 これからはもっと世界中のことも知っていきたいという感想もあり、TIJがこれからの子供たちに期待したい姿勢をよみとり、先生がたの日ごろからのとりくみに感謝しています。

どうかこれからも 交流を続けられ、ますます意義深くなりますように祈念しています。

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