Luma Talks #469

Hirahuku Elementary

- Ulanbator 33rd JHS


Date: May 12, 1998

Place : Okayama Hirahuku Elementary School

Participants:

Japan: Hirahuku Elementary School 37students in 5th grade

Mongol : Students of Ulanbator 33rd Junior High School

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[ Result of Questionnaires in Japanese ]

平福−モンゴル アンケ−ト

テレクラス・テレビ電話交流アンケート(教師用)

学校名 平福小学校 氏名 ( 多田朋子 )

1. 総合的な感想を。

初めての経験でしたが、子供たち同様、とてもいい経験をさせてもらいました。直接顔を見て交流するということは、同じ時間を共有することであり、遠く離れていても親しみがもてて良いと思った。

2. 今回の実施に向けて、経過・準備などをお書き下さい。

4/17 ユネスコ協会の谷山さんと1回目の打ち合わせをした。

打ち合わせは3回、ルマフォンテスト1回、相手校に内容を事前に知らせるFAXを送った。(モンゴル語に直してもらい) 前日詳しい原稿を通訳の人に送り、モンゴル語に直したものを相手校に送ってもらった。

3. ご苦労された点はどこでしたか。

子供たちは全員話したいと意欲的だったが、時間に制限があるので、グル−プの時間を決め言いたいことを短くしないといけなかった点。

4. 授業時間はどれぐらい・またどのように使われましたか。

話し合い3時間、 準備(練習)4時間、 モンゴルのビデオ視聴1時間

5. 今回、生徒の準備についてどのようにサポートされましたか。

子供たちが紹介したい事柄が分かるような写真や本を用意

自分達で取材できるようにカメラ、デジタルカメラを用意

事前に話したい内容をチェック、助言

6. 相手校の先生との打ち合わせに、e-mailをどのように使われましたか。

相手校になかったので使っていない。

モンゴルのキラメキ事務所にルマフォンテストなどでFAX,ルマフォン、電話などで打ち合わせをした。

7. 相手校生徒の印象や、会議の流れについての感想。

年上の人たちだったが、 うちの子供たち(5年生)にあわせて、分かりやすく説明してくれたり、私達の知っている曲を歌ってくれたりして有り難かったです。

8. テレビ電話 (ルマフォン)の使い方についてお考えを書いて下さい

準備が簡単に出来るので、電話回線さえあれば、どこでも気軽に出来ていいと思った。

国際交流を広めていくのにいいと思った。

9. 相手校との今後の交流について、どうお考えでしょうか。

ルマフォンでの交流も1回限りでなく、もう1度出来たら、反省を生かして交流が深まっていけると思う。またルマフォンだけでなく、子供たちはビデオレタ−を作って送りたいと言っているので実現させてやりたい。

10.今回のテレクラス実施は生徒にどのような影響を与えましたか

語学学習・コミュニケーションの点:

小学生なので挨拶程度しか出来なかった。

国際理解の面:

相手を知る、相手にわかるようにするにはどうすればいいか、相手が自分達のために取り組んでくれたことを理解することが出来、人間理解能力の育成に貢献出来たと思う。

11. 国際間テレビ会議・テレビ電話交信などテレクラスをより効果的に利用して頂くために、どのような視点、準備・やり方等が考えられますか。率直にお聞かせ下さい。

写真はわかりにくいので前もって送っておくといいと思った。

テレビ電話だけでなく、メ−ル、手紙、ビデオなどいろんなメデイアを組み合わせると交流はさらに意義深くなると思う。

12.より多くの校内・国内・国外の生徒の参加を得るために、今回テレクラ ス報告をする何か手だてや予定がありますか.

校内では校内放送を利用して報告します。

♪ Thank you. Teleclass The World office♪

TELECLASSテレビ電話アンケート(生徒用より)

小学校 5年生 37名(海外居住又は留学無 )男性 21名 女性 16名

今日のようにテレビ電話を使ってモンゴルの生徒と交流したのは 、あなた方が 日本で初めてです。感想を聞かせて下さい。

1. いちばん印象に残った場面は何ですか。

日本の歌を歌ってくれたこと 15名

最後に一緒に歌を歌い手をうったこと 4名

日本語を話してくれたこと 10名

最初にモンゴルの人が映った時 2名

自分が出たところ 4名

大地に羊の血一滴もこぼさないこと 1名

2.モンゴルの生徒とあなたとどこが違うと思いましたか、またどこが同じだと思いましたか。

違う点: 言葉 26名、 家(ゲル)10名、 食べ物 3名、 仕事 1名

同じ点: 顔 31名、 教科書を使っての勉強のし方 5名

3. 地球上の草原の国、モンゴルにあなたの知人(または友人)が出来たと思いますか。 またモンゴルの友達への関心が深まったと思いますか。

友人が出来たと思う 15名

関心が深まったと思う 15名

いいえ 5名

4. あなたがそのモンゴルの友達にあげられるものは何ですか。またモンゴルの友達からもらえるものは何だと思いますか。

(計算器、文房具など品物でもいいし、友情など品物以外でもいいですから具体的に書いて見て下さい。)

あげられる物:文房具14名、友情 6名、手紙 3名、 絵 3名、 本 2名

写真 2名、服 2名、 他 ボ−ル、グロ−ブ、水筒、ロマンなど

もらえる物: わからない 12名、文房具 3名、他 牛、羊、馬、干し肉

モンゴルの遊び道具、友情、絵、手紙、帽子など

5. 海に囲まれた日本と草原の国モンゴルでは、生活習慣や環境などおおいに違いますが、今後一緒にやりたいことは何ですか。

ゲ−ムなどで一緒に遊びたい 8名

モンゴル料理などを一緒につくりたい 7名

交流を続けたい 9名

メ−ルのやりとり 2名

環境問題に取り組む 2名

馬に乗って仲良くなりたい 3名

運動会、ドッジボ−ル、野球、ソフトボ−ル、キャンプなど

言葉の教えあい

本当に会って交流したい

6、「ス−ホの白い馬」を読んだことがありますか。感想をどうぞ。

最後がとてもかわいそうだったけど、ス−ホは白い馬の骨で馬頭琴をつくったのでいつも一緒なんだろうな。

白い馬は最後の力をふりしぼってス−ホのところまで帰ったのはすごかった。

ス−ホと馬がかわいそうだから大様は嫌い。

ス−ホややさしい。自分が馬だったら大様をのろってやりたい。

白い馬が逃げる時弓でうたれて痛そうでかわいそうだった。

かなしい話だったけど感動的だった。

など全員が「ス−ホの白い馬」を読んでいました。

7. 兵庫県出石郡但東町の「日本モンゴル民族博物館」や大阪府吹田市の「国立民族博物館」を訪れたことがありますか。今後訪れたいと思いますか。

行ったことはないけど行ってみたい 32名

行きたくない 3名

無回答 2名

8. その他、自由に思ったこと、感じたことを書いて下さい。

手紙とかでまだまだ交流を続けたい 6名

モンゴルと日本では違うところがいっぱいあることが分かった 2名

私は日本よりモンゴルの方が環境がいいと初めて知った

また一緒に歌を歌いたい

今度は時間を伸ばしてやりたい。5名 最後の歌はすごかった。

もっとゆう―――っくり交流したい

モンゴルの人達はすごく日本語を知っててすごいな−と思った

緊張した 4名

もっとモンゴルのことが知りたい 3名

今度は一緒に遊んでみたい

モンゴルの言葉が少しだけどいえるようになって嬉しい

♪♪ Thank you ♪♪

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[TIJ感想]

テレビ電話を使ってモンゴルの生徒と交流をしたのは日本で初めてだと思いますが、子供たちの感想を読んでいると、大成功だったようで 本当に良かったと思います。

アジア民族として良く似た顔をもちながら、遊牧民族との様々な違いに目を見張り、羊の血を一滴も大地におとさない彼らの生きる姿勢に感動している子供たちの素直な感性に、心うたれました。

一度顔を見ながら交流すると、今度は一緒に遊びたい、料理を作りたい、馬にのりたい、もっともっとモンゴルのことが知りたいと、夢が膨らみます。

多田先生の事前の準備、助言、指導のよさが、子供たちの国際交流の第一歩の力を引き出していると思います。

多くの子がこれからも交流を続けたいと言っていますし、ビデオレタ−を作って送りたいとのことですので、是非実現して下さい。

(文責 永井)


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